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日露戦争が生んだ愛憎の映画「ソローキンの見た桜」

 日露戦争時に実在した愛媛県松山市のロシア人捕虜収容所を舞台に、日本人看護師(阿部純子)ロシア人捕虜が時代と愛憎に翻弄される映画『ソローキンの見た桜』を見てきました…! 憎しみを前面に出さず、繊細な交流を描いた、いい作品でしたよ。
 

原案:青山淳平
原作:田中和彦
脚本:香取俊介
脚本・監督・編集:井上雅貴
音楽:小野川浩幸
   2019日本&ロシア作品

【主な登場人物:キャスト】
桜子&ゆい(二役):阿部純子
桜子の仕事の先輩:斎藤工
桜子の祖母:山本陽子
日本軍将校で捕虜収容所の責任者:イッセー尾形
ゆいの父:六平直政
ソローキン(ロシア軍将校):ロデオン・ガリュチェンコ
ワシリー・ボイスマン(ロシア軍大佐):アレクサンドル・ドモガロフ
海老瀬はな  戒田節子  山本修夢  藤野詩音  宇田恵菜  井上奈々  杉作J太郎
 
 
【日露戦争が生んだ出会いは悲劇だったのか…?】
 TVディレクターの桜子(阿部純子)、松山にある捕虜収容所跡地のロシア人墓地を取材していました。さほど力を入れてなかったんですが、仕事の先輩の倉田(斎藤工)に頼まれて日露戦争(19041905)での捕虜の一人、ロシア人将校ソローキン(ロデオン・ガリュチェンコ)についての調査に同行することに。はるばるサンクト・ペテルブルグへ…!
 
日露戦時中のソローキンの日記を調べると同時に、松山に住む祖母(山本陽子)からは同じく戦時中を生きたひいひいばあちゃん「たけだゆい」(阿部純子の二役)の話を聴きます。すると、くしくも「たけだゆい」は篤志(とくし)看護婦としてソローキンと交流をもったことが分かってきたのでした。帝政ロシアとの戦闘でゆいの兄は片足を失い、弟は亡くなっています。憎悪に満ちていてもおかしくありません。ソローキンとどんな関係にあったのでしょうか…!?
 
   お奨め度  3・75
   (5点が満点 5傑作 4見る価値充分 3興味深い 2いま一つ 1駄作)
 
【外国人受け容れのモデルになるのでは…?】
 戦争の残虐な場面が直接出てくることはなく、恋愛がからんできたりして、戦争映画が苦手なかたでも興味をもって見れる内容です。
 
当時の日本は、1899(明治32)年に打ち出されたハーグ陸戦条約(ハーグ協定)を忠実に守っていました。俘虜(ふりょ)は博愛の心をもって取扱うべきものとす…。礼節をもち、情をもって捕虜に接したその頃の日本の人道は、世界に誇れるものだったと思います。でも、太平洋戦争の頃になると、残念ながら疑問符が付いてしまいますが、それは戦勝国の側も同じです。大切なのは、それらを比較して、どういった要件の時に、人道的な社会が生まれるのかを摸索することだと思います。
 戦争とは違いますが、今現在、これから外国人を大勢受け容れていくことになる日本にとって、重要なテーマを含んだ映画だと言えます。見て損無しです…!
 
 

 

 
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     清水しゅーまい


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コメント

No title

こんにちは。

ちょうど今、『坂の上の雲』第2巻を読んでいます。
日清戦争が終わり、日露に入る少し前まで読みました。
帝政ロシアの成り立ちまで遡って詳しく書かれていて、
勉強になります。

ロシアといえば、『はいからさんが通る』でも、伊集院少尉が
ロシアの皇族とのハーフ、という設定だったので、色々ドラマが
ありそうですね。

『ソローキン』はチネチッタ川崎でも上映されているので、機会が
あったら観たいdeth

エア“ニャ”イス!!!

No title

☆Ozz☆にゃんさん
エア・ニャイス!ありがとうございます(笑)
『坂の上の雲』を読んでいるのですか~!
あれって大長編ですよね。
ハイカラさん、
ロシアとのハーフの人が登場してるんですね
実際いろんなことあったのかもしれませんね(^∇^)

No title

あら残念この映画も見てないです
楽しいそうです。ナイス消えたけどナイス

No title

☆ぎいさん
ありがとうございます(^-^)
いい映画でしたよ~!

No title

ニャイ~ス ( ̄一* ̄)b

No title

☆ぽっぽnekochanさん
ニャイスありがとうございます(^-^)

No title

コメント毎まるっとお引越しおめでとうございます^^
ライブドアとはてなへ移行の際は
FC2から行くとこのままコメントも引っ越せるそうですよ♪

☆ジュディままさん

ジュディままさんの教えてくれたお蔭で
まるまるっと引っ越しが叶いました(=^▽^=)
いつも貴重な情報
どうもありがとうございます♪

お面白そうです

お面白そうです

☆ぎいさん

日露の敵意と愛情を描いた
とても興味深い映画でしたよ(=^▽^=)

初めまして

v-116
初訪問、初コメントです。
今、Yahoo!ブログを見てすぐお邪魔しています。
Yahoo!とは違った感じで、新鮮です!!

☆いくにゃんさん

いらっしゃいませ(^-^)
設定の変え方がよく分からなくて
ほとんどデフォルト状態なんです(笑)
もっときれいに派手に楽しい外観にも
できるようですよ(^ ^)

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清水しゅーまい

Author:清水しゅーまい
ご訪問ありがとうございます(^-^)
 このブログは、
①大河ドラマや歴史の話題、②猫観察、③映画鑑賞、
④裁判傍聴、⑤日本酒など……という感じになっております。
その他、本やテレビ、お気楽な話題に時事問題、
そして、友情・人情・心意気です!

猫愛好家のフリーなライターです

清水しゅーまい
【著書】
『車猫が出てきた! ~ノラ猫の秘密~』2018年(東京図書出版)
『八っつぁんの落語一代記 噺家の来た道、日本の来た道』2015年(彩流社)
このブログを含めてcopyrightは清水しゅーまいです。
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