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「いだてん」五輪たずねて八千キロ/押花で心休める

大河ドラマ『いだてん 東京オリムピック噺』
 第9~10回「さらばシベリア鉄道~真夏の夜の夢」脚本:宮藤官九郎
【五輪をたずねて8000キロ】
 明治45(1912)5月16日に東京の新橋駅を出発したマラソン代表・金栗四三(かなくり・しそう/中村勘九郎)と短距離走代表の痛快男子・壮快なる貴公子こと三島弥彦(やひこ/生田斗真)
監督として大森兵蔵(ひょうぞう/竹野内豊)と妻の大森安仁子(あにこ/シャーロット・ケイト・フォックス)が付いています。この夫婦、日本にバレーボールとバスケットボールを紹介した人物であることが第9回で明かされましたね。意外な役割を果たしていたのでした。
 
当時、現地の新聞記事にまでなった大森の結婚。


 
さて、目指すはスウェーデンのストックホルム、距離8000km17日間の長旅です。5月19日、ロシアの浦鹽(うらじお=ウラジオストク)駅からシベリア鉄道に乗り込みました。窮屈な寝台車でしじゅう顔を合わせているせいか、今まで温厚だった四三が不機嫌で批判的な面を見せるように…。5月20日、満州ハルビン着。さらにチタやイルクーツクを経て5月26日にちょうど全行程の真ん中あたりです。5月29日、当時のロシアの首都セントピータースバーグ(サンクト・ペテルブルグ)着。そして船に乗ってバルチック海を渡り6月2日にストックホルムに到着しました…! オリンピック開幕は1カ月後です。
 
 
【白夜で崩したコンディション】
 白夜のストックホルムで、マラソンのコースを下見走行するなど練習を始めました。坂道を中心に12kmから16kmを繰り返し走ります。ただ、大森監督は短距離走が専攻なので、四三は孤独に走るのみ。グループ練習が基本の欧米勢と比べ、寂しい限りです。それでも、足袋がカーペンター・シューズ(タビ・シューズ)として話題になり、外国人選手と交流が深まりました。
一方、三島のほうは、欧米勢のわきで走行練習を行ないますが、圧倒的な速度差・体格差を見せつけられ劣等感にさいなまれるように。。。
 
そのうえ、白夜の夏至祭で一晩中騒がしく眠れないなど困り果てていた四三と三島。しかし、開会式まであと8日となった日に、ようやく嘉納治五郎(かのう・じごろう/役所広司)団長が遅れて到着したのでした…!
 
オリンピックのために建設されたストックホルムのオリンピア・スタディオン
現在も人々に活用され、今作の撮影も行なわれたのでした。

 
ストックホルムに着いて間もなく新聞記事にもなった四三(左端)たち。けっこうな取材攻勢にあったようで、かなりの重圧になったらしいです。

 
 
【押し花で心休めた四三】
 今回、マラソン練習の最中、四三が野花の香りをかぐ場面がありました。
実際の四三はそれだけではなくて花をつみ、押し花にしており、それは今も史料として遺っています。四三は特に故郷・熊本で見かける花と似たものを採取し、心の支えとしていたのです。
花にまつわる歌も当時の日記に遺しています。
  奮闘の 声もとどろに 吹きならす スウェーデンの野に 夏花ぞ咲く
  道ばたの 野バラをつみて わが部屋に いけて眺むる ここちよきかな
 四三の繊細さと心意気が伝わってきますね!
 
  ~主な参考文献~
『いだてんが駆け抜けた時代』(NHKテレビ)
 
 

 
 

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     清水しゅーまい


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コメント

No title

見てましたよ。視聴率良くないとか
言われてますが、白夜に歌っていましたね。ナイス

No title

☆ぎいさん
ありがとうございます♪
見てましたか~!
視聴率苦戦してますが
白夜に歌う君が代よかったですよね(=^▽^=)

No title

こんばんは。

『いだてん』は観てません。

本編とは関係ありませんが、ピエール瀧の件は驚きましたね。

彼が演っているテクノ・ユニット:電気グルーヴはフェスで観た
ことあるし、彼が蜂須賀正勝を演じていた『軍師官兵衛』や
『龍馬伝』、映画『日本で一番悪いやつら』『海賊と呼ばれた男』
『少年メリケンサック』も観ました。

『日本で~』は、北海道警の麻薬汚染を描いた作品で、ピエール瀧は、
綾野剛演じる主人公の先輩刑事役でした。劇中で、ピエール演じる刑事
は未成年売春で捕まり、綾野は大麻で捕まっていていて、今回の事件を
予言していた気がしました。

No title

☆Ozz☆にゃんさん
どうもありがとうございます(^-^)
ピエール瀧、
残念なことをしてしまいましたね…!
これから出演作がどうされるのか
心配です。。。
葬られることのないよう願いたいところです…
北海道の映画、面白そうですね。
見れなくなってしまわないといいんですが…

No title

楽しいのになぜ視聴率が悪いのかな
華がないからかな
勘九郎さんの演技に感心してます
これからも楽しみです
ナイス

No title

☆みっちゃんさん
いだてん、楽しくなってきましたよね(=^▽^=)
まぁ戦国武将とかに比べると
華やかさにはどうしても欠けますね。
このドラマの金栗四三、腰低いですし(笑)
共演の足袋職人役のピエール瀧さんが
薬物使用で逮捕されたりで
今年は波乱が続きます(°∀°;
しかし 中村勘九郎さんたち、
がんばって欲しいですね~!

No title

☆3/14午前6:11さん
ありがとうございます♪
そのお名前はわが家の近くにも
いらっしゃいますよ(°∀°;
意外とおられるかも(?)

これからもよろしくお願いしますね(=^▽^=)

No title

こんにちは(^^♪

ホントにPさんの逮捕には驚きました。
主役じゃないから何とでもなりそうな気がしますが・・・。

大森安仁子が可愛い(それはシャロやんが可愛いだけか・・・)けれど
かなりの年上女房だったらしいという記事を読みました。
今回は安仁子の出番が多かったけどそれこそ脇だからいつまで出るのかな・・・
気になるのはそっち?(;^_^A
オール☆ラン

No title

☆風森湛さん
オール☆ランどうもありがとうございます(^-^)
ピエールのお蔭で
いだてん、変な注目をされてますね(笑)
制作陣にすれば散々な事態かと思います
いだてんは影響限定的としても
他にもいい作品いっぱい出ているので
影響が懸念されますね。
「罪を憎んで作品は憎まず」だとぼくは思います。

大森安仁子はけっこう年上だったのですか!
そう言えば
ドラマ内でも年増呼ばわりされてました(笑)
スウェーデンで出番おしまいですかねぇ…?

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清水しゅーまい

Author:清水しゅーまい
ご訪問ありがとうございます(^-^)
 このブログは、
①大河ドラマや歴史の話題、②猫観察、③映画鑑賞、
④裁判傍聴、⑤日本酒など……という感じになっております。
その他、本やテレビ、お気楽な話題に時事問題、
そして、友情・人情・心意気です!

猫愛好家のフリーなライターです

清水しゅーまい
【著書】
『車猫が出てきた! ~ノラ猫の秘密~』2018年(東京図書出版)
『八っつぁんの落語一代記 噺家の来た道、日本の来た道』2015年(彩流社)
このブログを含めてcopyrightは清水しゅーまいです。
 ご訪問のみなさまに幸あれ!
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