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「いだてん」四三と三島の活躍/志ん生、居眠りする

大河ドラマ『いだてん 東京オリムピック噺』
 第5回「雨ニモマケズ」脚本:宮藤官九郎
【四三と三島の活躍】


 明治44(1911)1119日、オリンピック選手予選会が開催されました。
100m走予選が始まり、スポーツ同好会「天狗倶楽部」を率いる痛快男子十傑運動部門一位、壮快なる貴公子こと三島弥彦(やひこ/生田斗真)は審判員を務めていましたが、見ているうちに闘争心を抑えられなくなり参戦。12秒で優勝し、400m800mでも優勝しました!
 
そして、一大注目の25マイル(40km)マラソンには、金栗四三(かなくり・しそう/中村勘九郎)など19名が参加です。コースは羽田競技場を出て多摩川沿いに土手を走って六郷橋(ろくごうばし)を渡り、川崎を経て東海道を南へと走り東神奈川で折り返すというもの。
みんな初めてのマラソン、未知の長距離走で、落伍者続出! なんと13名が脱落です。。。
 
四三は「ステイディアム」を出る時こそ最下位でしたが、折り返し付近では3位に上昇し、ついに第1位でゴールのテープを切ったのでした。しかも、2時間3245秒の世界記録…! 前回(第4回)オリンピックのロンドン大会の記録より22分も速い猛記録です。
嘉納治五郎(かのう・じごろう/役所広司)からも賞讃され、全国の新聞に写真入りで記事が載りました…!
 
 
【迷惑で破天荒な噺家・志ん生、居眠りする】
 今回、ビートたけしの演じる古今亭志ん生(ここんてい・しんしょう)が口演中に眠ってしまう場面がありました。それに対し、客が「寝かしといてやんなよ」と言う。あれは、実際にあったことのようで、志ん生伝説と言えるものです。ただ、恐らく実際は、ちょっと違っていたようです。
 
志ん生は敗戦間際、空襲が怖いのと、外地では酒が飲めるというので、家族を置いて満州へと渡ったのですが、戦後すぐには帰国できませんでした。戦後1年5カ月ほど経ってようやく帰れてすぐに仕事が続いたんですが、ある時、疲れていたなか高座に上がり、そこで疲労のせいで居眠りしてしまった…というのが実情のようです。さすがに笑っただけで済んだわけじゃなさそうで、その時は大喜利(おおぎり)で志ん生と並ぶ名人・桂文楽たちも一緒に出ており、文楽「志ん生は満州の疲れがとれておりません。なにとぞご勘弁のほどを……」と、お客に謝ったらしい。この時に、「ゆっくり寝かしてやれよ」などと、あちこちから声が上がったとのことです。
 
後年、トリの高座でも居眠りしたことがあるようですが、そんな時は楽屋から他の噺家が出てきて、やっぱり謝ったみたいですね。なお、飲酒しての口演は、志ん生の場合はごく当然のことでした。まぁ、とにかくどうしようもなく破天荒な噺家なのでした()
 
  ~主な参考文献~
結城昌治『志ん生一代』(P+D BOOKS)
 
 

 
 

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     清水しゅーまい


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コメント

No title

なんとも言えずコミカルな映像が多くて楽しかったですね。昔の事はいろいろ面白おかしく残っていますね。勘九郎さんはお父様とはまた違った味のある役者さんに育ってますねつくづくそう思います
志ん生さん伝説いろいろありますね
でも当時のお客さんもなかなか味のある心得た方が多いんですね
すべからくそうありたいものです
ナイス

No title

☆みっちゃんさん
ナイスどうもありがとうございます(^-^)
おもしろおかしい内容でしたね。
あの役柄のためかもしれませんが
中村勘九郎さん、
お父さんよりも軽妙な感じがします(笑)
志ん生さん、まさに伝説ですね
寄席の華やかなりし時代で
お客も粋だったんでしょうかね(=^▽^=)

No title

見てます 予想外に面白いです。p

No title

☆ぎいさん
pどうもありがとうございます(^-^)
見てますか~!
金栗四三のこと、ぜんぜん知らなかったけど
けっこうおもしろおかしいですよね(=^▽^=)

No title

どうして金栗四三に興味を持ったか思い出しました!
ストックホルムオリンピックでの記録が最長だったんですよね?
(確か・・・55年近くかかってゴールした)
どうしてそんなことになったのか?と思って文献を読み漁ったのでした~!
今だとパソコンで調べられるのに・・・。
便利な世の中だけど、図書館や本屋で調べていた頃も楽しかったなぁ。

ぽちぽち☆☆

No title

☆つばきさん
ぽちぽちどうもありがとうございます(^-^)
そうなんですよね、
金栗四三、50年以上経って
ストックホルムの記念行事で
見事ゴール・テープを切りました♪
つばきさんそれを調べていたのですね!
ぼくも昔ながらの図書館での調べものは
けっこう楽しくてわざわざ国会図書館に行ったりしたのも
懐かしく想い出されます(=^▽^=)

No title

今回は観ました(^^♪
金栗さんは世界新を出したのに足袋屋?下駄屋?の主人にひどい目に遭いましたね。
正直に使い心地が悪いことを言ったばっかりに。こはぜ屋さんならきっと対応する(笑)。
志ん生さんの裏話、流石にお詳しい!オール☆ラン!

No title

☆風森湛さん
オール☆ランどうもありがとうございます♪
見れましたか~!
あの足袋屋とは
どうやら長い付き合いになるらしいです(^ ^)
志ん生さん大好きなんですけども
実際そばにいたらかなり迷惑そうな人ですよね(笑)

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清水しゅーまい

Author:清水しゅーまい
ご訪問ありがとうございます(^-^)
 このブログは、
①大河ドラマや歴史の話題、②猫観察、③映画鑑賞、
④裁判傍聴、⑤日本酒など……という感じになっております。
その他、本やテレビ、お気楽な話題に時事問題、
そして、友情・人情・心意気です!

猫愛好家のフリーなライターです

清水しゅーまい
【著書】
『車猫が出てきた! ~ノラ猫の秘密~』2018年(東京図書出版)
『八っつぁんの落語一代記 噺家の来た道、日本の来た道』2015年(彩流社)
このブログを含めてcopyrightは清水しゅーまいです。
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