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「西郷どん」無礼者には無礼で対応!英国公使も謝罪

大河ドラマ『西郷どん』
 第33回「糸の誓い」原作:林真理子/脚本:中園ミホ
【寺田屋騒動から始まる】
 時は慶応2年(1866)西郷吉之助(隆盛/鈴木亮平)は数え年40歳。
今回は坂本龍馬(小栗旬)の寺田屋騒動からスタートです…! 妻のお龍(水川あさみ)がいち早く知らせてくれたうえ、高杉晋作から贈呈された短筒(たんづつ)、米国スミス&ウェッソン社製「モデル2アーミー」を装備していたので、なんとか逃走に成功しました。
 
吉之助は、龍馬&お龍を連れて薩摩に帰還。坂本夫婦の武勇伝を聞き、(黒木華)は「どんなに危なか時もそばにいて、だんなさぁを助けられるあんお方がうらやましか…」
 
さて、薩摩藩は、エゲレスのミニストル(公使)ハリー・パークス(セイン・カミュ)を歓待することに。吉之助は龍馬の知恵を借り、洋酒を揃えたりしました。数日の宴ののち、吉之助は英国軍艦プリンセス・ロイヤルに乗り込んで談判。パークスは、
「なぜ国の王が将軍と天子様の二人いるのだ、誰と話せば交渉ができるのか?」
吉之助は、「薩摩です。天子様のもとにこの国をまとめて見せもす。この西郷がやります」
 吉之助、覚悟のシェイク・ハンドです!
 
 



 ドラマがもっと楽しくなる!史実の妙味☆彡
大河ファンのために(=^^=)
【無礼者には無礼で対応!パークスをこらしめる】
 今回登場したイギリス公使ハリー・パークス。当時はまだ薩摩藩内でさえ攘夷的(開国反対的)な藩士が多く、吉之助や小松帯刀(たてわき)たちは、なだめるのにそうとう苦心したようです。
 
吉之助が薩摩藩代表として英国旗艦プリンセス・ロイヤル号を表敬訪問したのは、慶応2年(1866)6月18日。パークスは吉之助に対し、なんと、机の上に足を乗せながら話を始めました。とんでもない無礼者です。すると、吉之助はパークス同様、机に足を乗せたのです。パークスは激怒! しかし、吉之助は動じることもなく「お互い無礼なことはやめもはんか」と言ったそうです。パークスは思わずうなずき、謝ったとのことです。
 薩摩が英国から一目置かれたのは、このような物怖じしない本物の武士がいて、豪快で、打ち解けると本音も交えて話すことができたからだと思います。
 
 
【吉之助の仕事は先進的!】
 西郷隆盛(吉之助)というと、西南戦争の頃の復古主義を思い浮かべてしまうかも知れませんが、幕末・明治にかけてほぼ常に改革者でした。薩長連合(薩長盟約)を成し遂げた直後の慶応2年(1866)5月には、吉之助は薩摩の藩政改革を主導しています。
 
それまでは月番家老と言って、月ごとに担当の家老が変わって全政務をこなしていましたが、これを改革。例えば小松帯刀が「海軍掛兼・集成館・開成所・他国修業掛」を、桂久武(ひさたけ)が「勝手掛勧農方」などというふうに、各家老に専任事務が決められ、責任所在がハッキリし、事務処理が速くなりました。
 
吉之助自身は、藩の富国強兵に努めて英国式の歩兵・砲兵隊の編成を実行。これは口で言うほど簡単ではなく、それまでの各地の有力武将(寄親)が地侍級の下級家臣(寄子)をそれぞれ指揮するという封建制度を否定するものなので、吉之助の実績・信頼感・カリスマ性がなければ難しかったと言えるでしょう。他にも、欧米式機械を導入した紡績工場建設を進めたりしたのでした。
 
 
【長州再征伐の要点です】
 6月7日の朝に幕軍による大島口(周防大島)攻撃で開戦した第二次長州征伐。第二次長州戦争、長州再征伐、四境(しきょう)戦争、幕長戦争、長州大討込(おおうちこみ)とも。

大島は幕軍大艦隊「富士山丸」「旭日丸」「翔鶴丸」「大江丸」などの圧倒的戦力により占領となりましたが、高杉晋作の指揮する小型軍艦「丙寅(へいいん)丸」が夜襲して、幕軍撤退。
芸州口(小瀬川口)では井上聞多()たち1000人が大活躍、有名な井伊の赤備えや榊原など5万人を敗走させました。石州口では村田蔵六(大村益次郎)たち1000人がミニエー銃や新式の用兵術を駆使し幕軍3万人に圧勝
 
小倉の幕軍は賢才を謳(うた)われた老中・小笠原長行(ながみち)が2万人を指揮していましたが、高杉晋作坂本龍馬山県狂介(有朋)たち1000名と戦闘。小笠原軍は小倉城をよく守り、同じく幕軍でアームストロング砲も装備した九州最強・肥後熊本藩の細川家・長岡監物(けんもつ)らが健闘したものの、8月1日、落城(城を焼いての自落)しました。
 
  ~主な参考文献~
家近良樹『西郷隆盛』(ミネルヴァ書房)p.199~、194
北康利『命もいらず名もいらず 西郷隆盛』(WAC文庫)p.217
半藤一利『幕末史』(新潮文庫)p.236
海原徹『高杉晋作』(ミネルヴァ書房)p.232
司馬遼太郎『最後の将軍 ―徳川慶喜―』(文春文庫)p.202
司馬遼太郎『世に棲む日日』()p.259

福田智弘『日本史が「時系列」だからわかりやすい!読む年表 幕末暦』(じっぴコンパクト新書)p.180

 

 
 

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コメント

No title

私も基本
そういうつきあい方なので
透好かれる人には好かれるし
嫌われる人にはとことん嫌われます
ある日突然相手の態度が変わったときに
こちらの態度も変わるので
君は変わったね
なんて頓珍漢なことを言われますが
それは
そちらが変わっただけって話です

No title

おーお、見てましたよ。だんだん面白く成りますね。ナイス

No title

☆不思議な泡さん
急に態度が変わる人って
ぎょっとしますよね。
怒ったほうがいいのか、
もしかしたら何かの精神疾患なのかと
思って怒るに怒れなかったりします(笑)

No title

☆ぎいさん
見てましたか~!
倒幕に向かって
おもしろくなってきましたね(=^▽^=)

No title

ハリー・パークスっていうエゲレス人は東洋人をバカにしてますね。
後藤象二郎と会談した時も「中国人は恫喝したら言いなりに成ったので
日本人にも」と同じことやったらしいですね。
侍をなめんなよ!(≧∀≦)ノノノ☆☆☆

No title

☆風森湛さん
ナイス!どうもありがとうございます(^-^)
パークス、
東洋人全般を見下していたんですね…!
とんでもない男です。
そんなやつに一発噛ました西郷さんは
やっぱり器の違う人間だったのだなぁと思います(=^▽^=)

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そして、友情・人情・心意気です!

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清水しゅーまい
【著書】
『車猫が出てきた! ~ノラ猫の秘密~』2018年(東京図書出版)
『八っつぁんの落語一代記 噺家の来た道、日本の来た道』2015年(彩流社)
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