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呑もう!米国を活写する映画「30年後の同窓会」

50才のスタンド・バイ・ミー”というキャッチ・コピーに惹かれて、映画30年後の同窓会』を見てきました…! 『スタンド・バイ・ミー』はマイお気に入り3位以内くらいに入る映画なので、どうしても見たくなってしまったのです。ハイレベルな期待に応えてくれるかどうか!?
 

原作・脚本:ダリル・ポニックサン
脚本・監督:リチャード・リンクレイター(『6才のボクが、大人になるまで。』)
原題『Last Flag Flying』
   2017アメリカ作品 2018日本公開

【主な登場人物/キャスト】
“ドク”/スティーヴ・カレル
サル(バー経営者)/ブライアン・クランストン
ミューラー(牧師)/ローレンス・フィッシュバーン
 
 
【かつての戦友と呑もう、語ろう、葬式やろう!】
 2003年のこと。サル(ブライアン・クランストン)が経営するやる気の無いバーに、見慣れない一人の客(スティーヴ・カレル)がやって来ました。その客は、ベトナム戦争で戦友だった元海軍衛生兵の“ドク”でした。久々の再会で、ドクについてゆくと、教会に案内されました。牧師が雄弁に語っています。その牧師ミューラー(ローレンス・フィッシュバーン)も、これまた久々に会う戦友でした。ミューラーは2人を見て言います。「暗黒時代の使者だ…!」
 
30年振りの再会の理由を問うと、ドクはを乳癌で亡くしたばかりだと言うのです。そのうえ、たった2日か3日前に、海兵隊の息子がバグダッドで待ち伏せ攻撃を受けてほとんどわけも分からず死んだばかりだということが分かってきました。ドクに頼まれ、サルとミューラーは戦友時代のよしみで、遺体引取に付き添います。ところが、引き取りの際に受けた状況説明が、ご都合主義の英雄譚にされていることを知ったドクは、アーリントン墓地への軍葬を拒み、自分自身で葬儀を挙げると言い出したのです。
 
そんなわけで、なんだかんだ軍の協力を受けながらも、ドクの息子の棺(ひつぎ)をレンタ・カーや電車で運びながらのロード・ムービーが始まるのでした。かつての無意味だった戦争の話、現在の無意味な戦争の話、そして昔のバカ話をしながら。。。
 
   お奨め度  3・75
   (5点が満点 5傑作 4見る価値充分 3興味深い 2いま一つ 1駄作)
 
【共通体験を語れる「戦友」は、いますか…?】
 アメリカ映画特有()のバカでお下品な思い出話をたくさん交えつつも、想像してたよりもかなり真面目なテーマでした。青春を戦争に捧げ、今また息子をも戦争で無為に失い、何をよすがに生きていけばいいのか。。。
個人の中高年者の悩みアメリカというもはや目的を見失った国家の悩み、それでも何か誇りらしきものを持って生き続けたいという心。棺をおおっていた星条旗を折りたたんで抱くドクの姿に、現代のアメリカの郷愁と病巣を見た思いです。
 
アメリカの戦争なんて全然正義は無いように思うけど、共通体験として人々の心の中に息づいているのは、いいことのような気がしました。日本では、そういった共通体験が成り立ちにくくなっているので(大震災などがありますが)
 
ロード・ムービーとして捉えるならば、もっと各地見所の雰囲気を滲ませて欲しかったし、“50才のスタンド・バイ・ミー”と言うからには、その時代の音楽をもっとガンガンかけたり雑多な話題も入れて欲しかったです。
しかしながら、郷愁に浸って前進できないアメリカの今が、良くも悪くも活写されているように思いました。そんなような題材に興味をもっているかたには、お奨めできる作品です。
 
 

 
 

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     清水しゅーまい


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コメント

No title

見たいけどまだ見て無いです。スターヲーズはんそろは見たいのですが
ポチ

No title

☆ぎいさん
どうもありがとうございます(^-^)
ハン・ソロ見たいですね~!
チューバッカの活躍にも注目したいです♪

No title

トランプ政権に代表されるように
アメリカに憧れるものはすでに何一つありませんね
35年前に憧れたドリームでさえ当時すでに無知ゆえの幻想でしかなかったのでしょうね

No title

☆不思議な泡さん
憧れる対象がべつだん無くなってしまった
日本も迷走を続けて長いので
これからが心配ですが
ひとまずは東京オリンピックを現場で見るのを
第一目標にしたいです(^∇^)

No title

ちょっと前に気になってたけど、観なくて良かった(笑
昨日ワンダー観て来ました
すっごく良かったです
レビュー記事書くときにはまたリンク貼らせて下さいね

No title

そういう映画が作れるアメリカはいい国だと思います、いろんな価値観を表現できる国はいいよね
そんな国の一服の清涼剤の映画の気がします
さてアメリカはどこへ行くのかな
って思いますが
ナイス

No title

☆ジュディままさん
どうもありがとうございます(^-^)
ワンダーよかったですよね(=^▽^=)
30年後の同窓会も
それなりにおもしろいんですけども
意外と硬派な中身でした(^ ^)
リンクお待ちしてます♪

No title

☆みっちゃんさん
ナイスどうもありがとうございます(^-^)
確かにその通りですね、
国を嘆く意見も自由に発表できてそれが評価もされる、
アメリカの変わらない強さだと思います。
それに単なる政治批判ではなくて
たそがれの物語に包んでいるところも、
まさに一服の清涼剤と言えそうです。
アメリカは道に迷っているので
日本もよほどしっかりしないと大変なことですよね(^ ^)

No title

「アメリカ映画特有(?)のバカでお下品な思い出話」も、英語で話されるとちょっとお洒落に聞こえちゃうのですよ(笑)

最近ほんと洋画を観れなくなっちゃって(字幕とか吹き替えとか悩んだりして)どうも邦画行っちゃうんです。

行く外国も韓国だし(笑)
たまにはアメリカンも楽しまなきゃですねー。

ナイスポチです(^^)

No title

☆Parlさん
ポチいつもありがとうございます(^-^)
そうですね、
ぼくも外国語にされると
バカ話がお洒落に感じてしまうのがくやしいです(笑)

長らく外国へ行ってなくて
パスポート切れちゃいました。
韓国も行きたい~ッ!

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清水しゅーまい

Author:清水しゅーまい
ご訪問ありがとうございます(^-^)
 このブログは、
①大河ドラマや歴史の話題、②猫観察、③映画鑑賞、
④裁判傍聴、⑤日本酒など……という感じになっております。
その他、本やテレビ、お気楽な話題に時事問題、
そして、友情・人情・心意気です!

猫愛好家のフリーなライターです

清水しゅーまい
【著書】
『車猫が出てきた! ~ノラ猫の秘密~』2018年(東京図書出版)
『八っつぁんの落語一代記 噺家の来た道、日本の来た道』2015年(彩流社)
このブログを含めてcopyrightは清水しゅーまいです。
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