FC2ブログ

記事一覧

「西郷どん」恐怖、生麦事件…!薩摩に理

大河ドラマ『西郷どん』
 第25回「生かされた命」原作:林真理子/脚本:中園ミホ
【生麦事件~薩英戦争】
 時は文久2年(1862)西郷吉之助(隆盛/鈴木亮平)は数え年36歳。
 
危うく命を落としかけた吉之助に、おっさんずラブで救ってくれた川口雪篷(せっぽう/石橋蓮司)が憎まれ口をたたきました。「もう友を信じて待つのはやめ。次は死ぬど」「おいは死なん」「ほう、天が生かしたとでも言うとか?」「天と、人じゃ」
 吉之助に、「敬天愛人」の思想が芽生えつつあるようです。
 
吉之助に心酔している監視役の土持政照(つちもち・まさてる/斎藤嘉樹)がうまいこと新しくて広い座敷牢を作ってくれて、これを機に島の子供達に学問を教えることにしました。身分不問です! 一時的に身を持ち崩している人が学を指南するというのは、吉田松陰なんかにも通じますね。現代も、参考にするといいかも。
 
その頃(同年8月21)島津久光(青木崇高)が武蔵国の生麦村(なまむぎむら)を通ると…、
大名行列を乱してはならぬという日本の国法を知らない外国人リチャードソン(ノーアム・カッツ)がウカツにも乗馬のまま行列を横切ろうとし、薩摩藩士・奈良原喜左衛門(宮澤寿)から「無礼討ち」をくらったのです。世に言う生麦事件。
薩摩藩の対応に重大な落ち度はありませんでしたが、英国は激怒!
 
やがて大英帝国の艦隊が薩摩に攻め込んでくることに…!
薩摩藩は大久保一蔵(のちの利通/瑛太)が実戦指揮!
西郷どんはいまだ沖永良部島の囚人ですが、丸太を浜に並べておいて大砲に見せかけようとします。あとは人手さえあれば、できそうですが。。
 
 



 ドラマがもっと楽しくなる!史実の妙味☆彡
大河ファンのために(=^^=)
【恐怖、生麦事件…!】
 文久2年(1862)8月21日、島津久光の大名行列が東海道に沿って進み、武蔵国の生麦村(なまむぎむら/今の横浜市郊外)にさしかかった時のことです。川崎大師の観光を終えたばかりのチャールズ・レノックス・リチャードソンという上海在留の英国商人と、香港在留商人の妻ボロデール夫人、それから案内人で横浜在留のマーシャルとクラークが、大名行列と鉢合わせしたのです。
 
大名行列につきものの、「下にぃ、下にぃ~」という前触れ(声かけ)があったので、本来ならば庶民は平伏、武士身分でも下馬するのが礼儀でした。ところが、この4人の英国人は馬上から駕籠(かご)を見下ろし、行列を乱してまで横切ろうとしました。これは、外国人としても、常識知らずな行為でした。現に、この事件の1時間ほど前、米国商人ユージン・ヴァン・リードが同じく久光の大名行列に出会っているのですが、リードはきちんと馬から降りて道の片隅に静かに立っていたので、何事も起きなかったのです。郷(ごう)に入()っては郷に従うべし。
 
「無礼者!」
 と言うやいなや、薩摩藩士・奈良原喜左衛門が刀を抜いていました。
動転してわめきだす英国人4人。刀から逃れようとしましたが、もはや遅し。奈良原は一刀のもとに、馬上のリチャードソンを斬って捨てました。リチャードソン、何が起きたかまだ分からない。自分の体を見ると、なんと腹がバッサリ切れ、傷口から腸が出てくるところでした…! リチャードソンはとにかく生き残ろうと、腸が出るのを押さえ、この場から逃げ去ろうとしました。が、あえなく落馬。怒濤のごとく海江田武次(信義)が追ってきて、リチャードソンはとどめを刺されたのでした! 武士の情けか、案内人のマーシャル&クラークは傷を負ったものの見逃され、ボロデール夫人は無傷でした。
 
英国人はこの少し前(同年5月)に江戸高輪(たかなわ)東禅寺事件(第二次)で水兵2名が殺害されていましたが、民間人が殺されるのは生麦事件が初めてで、英国の怒りはここに極まり、ついに薩英戦争勃発となるのです…!
 
  ~主な参考文献~
家近良樹『西郷隆盛』(ミネルヴァ書房)p.94~、98
北康利『命もいらず名もいらず 西郷隆盛』(WAC文庫)p.142~、146
『日本全史(ジャパン・クロニック)(講談社)p.889
半藤一利『幕末史』(新潮文庫)p.134
 

 
 

   ブログ村で歴史の扉を開こう~!

https://tv.blogmura.com/tv_jidai/ranking.html←ブログ村「大河ドラマ」ランキング

     清水しゅーまい


スポンサーサイト



コメント

No title

再放送でみましたp

No title

☆ぎいさん
pどうもありがとうございます(^-^)
見ましたか~!
西郷どん、いよいよ現場に本格復帰です(=^▽^=)

No title

歴史のお勉強になりますね

No title

どこの国もそうですが御日を見つけて新緑をするですね。これもその一環ですよね大体幕末のヨーロッパ人はアジア人を蔑視していましたからこれぐらいの事は当たり前です
すごいのは薩英戦争をして、ヨーロッパ諸国の武力の差を悟り、それをプラスの形に変えた薩摩藩だと思います
これからもせごどんどうやって動くのか楽しみですね
ナイス

No title

☆ジュディままさん
どうもありがとうございます♪
歴史はドラマの連続で
好きになるとたまらないですよ(=^▽^=)

No title

☆みっちゃんさん
ナイスどうもありがとうございます(^-^)
そうですね、欧米人のアジア蔑視は
今もありそうだし ひどいものですよね。
薩英戦争で戦って被害もあったけども
世界に目を向けることができましたよね~!
ひとまず本気を出して立ち向かうことが
大切だと思えますね(=^▽^=)

No title

うわ~!腸が腹から・・・・((((;゚Д゚)))ガクガクブルブル!
女性を斬らなかったのはそれなりに紳士な判断でしたね。
生麦事件の前にきちんと礼をわきまえた外国人さんもいたのですね。
全くもって「郷に従え」ですよ。オール☆チェスト♪

No title

☆風森湛さん
腸が出てしまうのは実に怖くて凍る場面ですね…!
恐ろしいことです。
1番悪いのは旅の案内人だと思いますが、
旅の代表者が斬死に至ってしまったのは
やむをえないのかもしれません。
郷に従うように奨励したいものですね。
読んで戴きましてどうもありがとうございます(=^▽^=)

No title

生麦事件、大学受験の時によく出題されてたので、めっちゃ覚えていたのに、薩摩藩&島津久光だったこと、本気で忘れてる(@_@;)

脳がやばいです(笑)

しかし、西郷どんはほんと、どこ行っても足跡を残していて、
やっぱり歴史に名前を残す人なんだよなあ…って関心させられもす!

オールポチです(^^)

No title

☆Parlさん
オールポチどうもありがとうございます(^-^)
受験時代の生麦事件、
なにがなんだったかぼくもよく憶えてません(笑)
受験勉強とドラマ鑑賞を並行してやったら
効率よさそうですよね(^ ^)

確かに、西郷どん、
島流しという人生のマイナスの時季にも
足跡を遺しているってのが
なんともすごいと驚かされもすね~!

コメントの投稿

非公開コメント

検索フォーム

プロフィール

清水しゅーまい

Author:清水しゅーまい
ご訪問ありがとうございます(^-^)
 このブログは、
①大河ドラマや歴史の話題、②猫観察、③映画鑑賞、
④裁判傍聴、⑤日本酒など……という感じになっております。
その他、本やテレビ、お気楽な話題に時事問題、
そして、友情・人情・心意気です!

猫愛好家のフリーなライターです

清水しゅーまい
【著書】
『車猫が出てきた! ~ノラ猫の秘密~』2018年(東京図書出版)
『八っつぁんの落語一代記 噺家の来た道、日本の来た道』2015年(彩流社)
このブログを含めてcopyrightは清水しゅーまいです。
 ご訪問のみなさまに幸あれ!
  私にそのおすそ分けあれ…!!

最新記事

カレンダー

11 | 2019/12 | 01
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -

最新コメント

月別アーカイブ