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映画「羊と鋼の森」音が景色を呼び起こす感動!

 本屋大賞受賞作が原作の映画『羊と鋼の森』を見てきました…!
音を言葉と映像で巧みに表現していて、調律やクラシック音楽のことをまったく知らなくても楽しめる内容になっています。
 

原作:宮下奈都『羊と鋼の森』第13回(2016年)本屋大賞受賞
脚本:金子ありさ(『電車男』『おかえり、はやぶさ』)
監督:橋本光二郎(『orange -オレンジ-』)
音楽:世武裕子
エンディング・テーマ「The Dream of the Lambs」
 作曲・編曲:久石譲 ピアノ:辻井伸行
   2018日本作品

【登場人物/キャスト】
外村直樹(新人調律師)/山賢人
板鳥(外村を調律の世界に導く)/三浦友和
柳(分かりやすく指導してくれる先輩)/鈴木亮平
高校生ピアニスト和音(かずね)&由仁(ゆに)/
   上白石萌音(かみしらいし・もね)&上白石萌歌(もか)
堀内敬子 仲里依紗 城田優 森永悠希 佐野勇斗 光石研 吉行和子
 
 
【調律の世界へと踏み込んだ主人公
  そこには深い森があり葛藤と感動が待っていた】
 学校の体育館のピアノをなおしにきた調律師・板鳥(三浦友和)仕事をたまたま見て、その様子に惹き込まれた高校生の外村直樹(山賢人)。ピアノのハンマーは羊毛フェルトでできていて、それが鋼(はがね)の弦をたたいて音が生まれます。その瞬間、外村は「森の匂い、木々の揺れる匂い」を感じ、森が、音の景色が眼前に広がるのを感じます。ピアノの音が映像を生む瞬間を、映画ならではの直感的な分かりやすさで伝えています。
 
外村は高校卒業後に調律学校で学び、まもなく故郷(北海道)に帰ってきて板鳥の楽器店に就職し、晴れて調律師になります。先輩の(鈴木亮平)連れられ、お客のところへ。お客たちは、「音をもう少しだけ明るく」とか「響きが欲しい、軽く」とか「硬い音にして欲しい」とか、さまざまに注文してきます。「どんな音が求められているのか、何を基準にすればいいのか」などと悩む外村に対し、先輩・柳は、ゆで卵の好みをたとえにして「音の硬さ、軟らかさ」を分かりやすく指導。すると、外村は素直に本当にゆで卵をいくつも作って、かたゆでや半熟のイメージで、触ったり食べたりしてつかんでゆく。
 
顧客訪問での独り立ちが近づき、外村は高校生ピアニスト姉妹の和音(上白石萌音)&由仁(上白石萌歌)のピアノを独自に調律。キラキラ星の協奏曲を楽しく美しく連弾する姉妹ですが、「微妙に落ち着きません」と、微調整を求めてきます。外村は再び調律を行ないますが、長時間の試行錯誤のすえ、目が霞んできて……。
 
   お奨め度  4・25
   (5点が満点 5傑作 4見る価値充分 3興味深い 2いま一つ 1駄作)
 
【せりふ無しの俳優の名演に注目…!】
 音・調律が、さまざまな言葉や映像にたとえられ、感覚的にイメージできる映画になっています。外村の調律への思いは非常に真摯で、それを指導する先輩達の言葉も真っすぐ。作品を透明感のあるものにしています。作中にたくさんの音楽が流れる一方で、北海道の森や自然の風景と相まって、深く静謐な印象をたたえています。
 
あるお客役の俳優さんはせりふが一言もありません。調律の音とそれによって浮かぶ映像だけ。幸せだった家族(犬を含む)の回想~その終わりと絶望~そしてかすかな希望が沸いてくるまでを調律と映像だけで描いています。しめくくりにショパンの子犬のワルツを弾きあげ、生気を取り戻していく姿に感動しました。このパートだけでも見る価値ありです。全般を通しても、ひたむきで胸を打つ成長・仕事物語になっており、三浦友和や西郷どんの鈴木亮平、上白石姉妹などのさわやかな演技が印象的。
 
 

 
 

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     清水しゅーまい


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コメント

No title

予告見て面白そうだな、とは思いました。

さすがしゅーまいさん、プレゼンがお上手

でも何故か昔から邦画はお金払って観る気しないんですよね

No title

☆ジュディままさん
どうもありがとうございます(^-^)
誉めて戴きましてとても嬉しいです♪

邦画はテレビでそのまんま放送することが多いから
ちょっと損な気がするのかもしれませんね(^ ^)
子犬のワルツの場面、
犬好きのかたにはグッと来ると思いますので
テレビ放送の際はぜひ見てみてください(=^▽^=)

No title

私は本で読みました。豪華ゲストでどんなふうに仕上がっているんでしょうねぇ
焼売さんのご紹介で映画を見たくなりましたよやっぱり劇場で見るのは臨場感が違いますからね。時間を見つけて行ってみたいです
にゃんこの症状が安心できてからですが…
来週見に

No title

まだ見て無いけど
映画は好きです。ナイス

No title

北海道の自然と音楽と聞いただけでも、雰囲気が想像できますね!

可愛い山賢人君が好きなので、気になります(笑)

ぽちぽち~(^^)

No title

☆みっちゃんさん
ないすありがとうございます(^-^)
さすが、原作をお読みでしたか!
いい俳優さんいっぱい出て
若い主演俳優を盛り立てていました~!
調律と映像の臨場感、
劇場で見るのに最適なテーマでしたよ(=^▽^=)
リンちゃんが元気回復してくれるのが一番ですね♪

No title

☆ぎいさん
映画館で見る映画は
集中できて印象に残りますね(^-^)
もしお時間ありましたら
ぜひ♪

No title

☆Parlさん
ぽちぽちいつもありがとうございます(=^▽^=)
調律というテーマが、
北海道の澄んだ自然を背景に、
より浮き彫りになっている感じがしました~!
山賢人君はわりとひかえめで静かな演技で、
回りの俳優陣が盛り立てている印象を受けましたよ(^-^)

No title

けんとくん
最初嫌いだったのだけれど
ジョジョに好きになってきました(笑)
チャラいとおもいきやなかなかの演技はです
音を扱う映像作品は難しいですね
なぜなら動画は絵ありき
だからです

No title

☆不思議な泡さん
賢人君よく知らなかったので
今回のまじめな役柄でインプットしちゃいました。
ふだんチャラいんですか(^ ^)
この作品は調律をしてそこから映像を思い浮かべるという
難しい演出や編集を成功させた…と思いました。

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プロフィール

清水しゅーまい

Author:清水しゅーまい
ご訪問ありがとうございます(^-^)
 このブログは、
①大河ドラマや歴史の話題、②猫観察、③映画鑑賞、
④裁判傍聴、⑤日本酒など……という感じになっております。
その他、本やテレビ、お気楽な話題に時事問題、
そして、友情・人情・心意気です!

猫愛好家のフリーなライターです

清水しゅーまい
【著書】
『車猫が出てきた! ~ノラ猫の秘密~』2018年(東京図書出版)
『八っつぁんの落語一代記 噺家の来た道、日本の来た道』2015年(彩流社)
このブログを含めてcopyrightは清水しゅーまいです。
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