FC2ブログ

記事一覧

「西郷どん」菊池源吾の名の秘密/豚になった吉之助

大河ドラマ『西郷どん』

 第18回「流人 菊池源吾」原作:林真理子/脚本:中園ミホ

【初めての島暮らし】
 時は安政6年(1859)西郷吉之助(隆盛/鈴木亮平)は数え年33歳。
海に身投げした吉之助でしたが、幸か不幸か一命を取り留めました。しかし、その存在自体が幕府から危険視されているため、菊池源吾と名を変えて奄美(あまみ)大島に幽閉されることに。島の有力者・龍佐民(りゅう・さみん/柄本明)の屋敷近くにある離れ屋敷で鬱々とした日を過ごします。
今までずっと薩摩弁が難しいと不評だったのを反省してか、今回の奄美弁には共通語(標準語)の字幕付きです。
 
さて、シマンチュ(島人)は、薩摩の圧政を受け砂糖キビを作らされながらもその砂糖をなめることも許されない苛酷な生活。ある時、タケという少年(山下心煌)がこっそり砂糖を一なめすると、目ざとい島代官(近藤芳正)が発見! 棒で打ち据えられそうになったところへ、吉之助が出現。少年は助かりました。
 
その後、とぅま(二階堂ふみ)という島娘から「薩摩の殿様が湯水のように銭を使うから、この島は砂糖の地獄になった」と言われた吉之助。「亡き殿は一番に民のこつを思うて…!」と怒ったものの、「私らは民のうちに入っとらんかったんじゃや」と返され、言葉が出ません。
島のことを知ろうと思い始めた吉之助…!
吉之助の生活の一変とともにキャストも変わってリフレッシュです!
 
 



大河ファンのために(=^^=)
【菊池源吾の名前の秘密】
 吉之助が名乗った菊池源吾という名前には、ちゃんと由来があります。
 菊池というのは、南朝の後醍醐天皇を支えた忠臣の家柄で、肥後・熊本の豪族です。その菊池家の2代目・経隆(つねたか)から西郷家が分家されました。「隆」の字が、代々の当主に付けられていました。そして、「吾(われ)の源(みなもと)は菊池」という意味を込めて、菊池源吾を名乗ったとのことです。自分のルーツを示し、時代も象徴する尊王的な名前であったことが分かります。
 
 
 吉之助はこの時代の日本人としてはかなり長身で180cm近くありましたが、もともとはわりと痩せていました。が、奄美大島での半幽閉生活で運動不足になったのか、ここでだいぶ太ってしまいます。現代で言うところのストレス太りだったらしいです。
さらに、吉之助にはこの島の雨の多さや湿度の高さが合わなかったようで、体調不良に陥ってしまいました。この頃に書かれた吉之助の手紙は、グチだらけで、自分のことを「この豚」などと書いています。
 
また、ドラマの中で、蚊による感染症にかかっていましたが、あれはフィラリア症です。
これが原因で吉之助はリンパ管が閉塞~組織液が滞留~むくみが生じ、陰嚢水腫(いんのうすいしゅ)、つまり睾丸が腫れ上がる症状に悩まされたのでした。
 
  ~主な参考文献~
家近良樹『西郷隆盛』(ミネルヴァ書房)p.68
北康利『命もいらず名もいらず 西郷隆盛』(WAC文庫)p.2292
 

 
 

   ブログ村で歴史の扉を開こう~!

https://tv.blogmura.com/tv_jidai/ranking.html←ブログ村「大河ドラマ」ランキング

     清水しゅーまい


スポンサーサイト



コメント

No title

あまり彼の事は知らなかったんですがほんとに不死鳥のように復活する人だったんですね
波乱万丈ですね
今いろんな価値観が言われますが当時は情報網も少なくていろいろ体験してびっくりするんでしょうね
奄美大島のソテツについても同じようなことを聞いています、人として扱われないとかですね
今はいい時代だなと思ったりしましたよ
ナイス

No title

薩摩言葉は大河ドラマにチョコチョコ出るから、さほど聞き取れないのは無かったけど、さすがに奄美言葉は分からなかった。゚(゚^∀^゚)゚。
逆に九州の人は八重の桜の東北弁が聞き取れなかったみたいですよ。

ポチ

No title

☆みっちゃんさん
どうもありがとうございます(^-^)
そうですね、
西郷隆盛は経歴が込み入っているので
ぼくも知らなかったこと多いんですが
まさに不死鳥ですね…!
当時は狭い社会の中で
いろんな差別が残っていたのでしょうね
なんだかんだで今はいい時代ですね(^ ^)

No title

☆栞さん
ポチどうもありがとうございます♪
奄美の言葉、
今回のドラマを見た限りでは
薩摩の言葉の語尾が変化した感じなのかなぁ
と思いました(^ ^)
島唄の歌詞はまったく分からなかったですけど(笑)
『八重の桜』は、あんつぁま!とか
~してくなんしょ、とか
なんかかわいい語感がありましたね。
薩摩弁もドラマで
もっと分かりやすい言い回しを多用して
流行語を目指して欲しいです(^-^)

No title

先週も見忘れましたp

No title

☆ぎいさん
pありがとうございます(^-^)
島暮らしが始まって雰囲気変わったので
また見始めるのにいい感じですよ~♪

No title

いよいよ愛加那どんが登場しましたね♪めっちゃ可愛い!
字幕は助かります。薩摩弁にもつけて欲しかった(笑)。
奄美の島民は「民の中に入ってなかった」というとまどんの言葉
悲しいですね。西郷どんにとっては敬愛する斉彬も
地域によっては暴君同様な存在だったとは面白い視点でした。
出会ったと思ったら来週プロポーズとは速い展開(^^♪
オール☆チェスト!

No title

追伸

西郷どんの病、そんなに大変な症状だったんですね。
その後、お子さんができて何よりです(≧∀≦)ノノノ☆☆☆

No title

☆風森湛さん
オールチェスト感謝いたします♪
二階堂ふみのとぅまどん、
ツンデレっぽい雰囲気を漂わせていて
なかなかいいですよね(笑)
薩摩弁にも
せめて初回の最低限は
字幕欲しかったですね~(^ ^)
島津斉彬が死んで喜んだけど
結局何も変わらなかった
島の人々の生活、気の毒です。

西郷どん、
だんだん体調不良が増えてくるようです。
おタマが腫れて大変だったと思いますが
愛加那への愛が勝ったのでしょう(°∀°)

No title

☆2018/5/17(木)午後9:30さん
ほんとですか~!
同じ会社なんて!

意外とご当人のほうが
よく知らなかったりするものかもしれませんね(^ ^)

コメントの投稿

非公開コメント

検索フォーム

プロフィール

清水しゅーまい

Author:清水しゅーまい
ご訪問ありがとうございます(^-^)
 このブログは、
①大河ドラマや歴史の話題、②猫観察、③映画鑑賞、
④裁判傍聴、⑤日本酒など……という感じになっております。
その他、本やテレビ、お気楽な話題に時事問題、
そして、友情・人情・心意気です!

猫愛好家のフリーなライターです

清水しゅーまい
【著書】
『車猫が出てきた! ~ノラ猫の秘密~』2018年(東京図書出版)
『八っつぁんの落語一代記 噺家の来た道、日本の来た道』2015年(彩流社)
このブログを含めてcopyrightは清水しゅーまいです。
 ご訪問のみなさまに幸あれ!
  私にそのおすそ分けあれ…!!

最新記事

カレンダー

11 | 2019/12 | 01
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -

最新コメント

月別アーカイブ