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報道の矜恃あるか!映画「ペンタゴン・ペーパーズ」

 報道の自由とは何か、それはやみくもに報道することなのか!?

報道倫理や覚悟を問う映画『ペンタゴン・ペーパーズ 最高機密文書』を見てきましたよ…!

 

脚本:リズ・ハンナ and ジョシュ・シンガー
監督・製作:スティーヴン・スピルバーグ
音楽:ジョン・ウィリアムズ
原題『The Post』
   2017アメリカ作品 2018日本公開

【登場人物/キャスト】
社主キャサリン・グラハム/メリル・ストリープ
編集主幹ベン・ブラッドリー/トム・ハンクス
 
 
【ベトナム戦争の惨禍を隠し続けた米国政府】
 1966(昭和41)、外遊先から帰国したアメリカ国防長官は、記者団の前で「ベトナムでの戦果は飛躍的で、期待を上回っている」などと言っていましたが…。先刻起きたばかりの戦闘では、惨憺たる被害、死傷者。その実態が世に伝えられることはありませんでした。
 
1971(昭和46)新聞社ワシントン・ポストでは、女性社主キャサリン・グラハム(メリル・ストリープ)が株式公開のスピーチを前に緊張していました。当時は女性が社主だと投資家が動かないなどと言われてましたが、なんとか資金調達に漕ぎ着けたのです。
 
そんな時、ライバル紙ニューヨーク・タイムズが特ダネをスクープしました! 膨大な量のベトナム調査文書で、歴代アメリカ政権がいかに情報操作を行ない、国民をあざむいて来たかが分かる文書でした。元国防長官マクナマラの文書です。同日、ワシントン・ポストが出した一面記事は、つまらない結婚記事。編集主幹ベン・ブラッドリー(トム・ハンクス)は完全に後塵を拝したのです。
 
ただし、ニューヨーク・タイムズはまもなくスパイ活動法違反で起訴されてしまいます。
その間に幸運にも情報源との接触に成功したベン・ブラッドリーたち。ページ番号も無い無数の書類をみんなで読み込みながら記事を書き、掲載を狙います。すると、政府から電話が…。もし掲載すれば、共謀罪と法廷侮辱罪に問う、と。ありていに言えば、投獄の危機です。
 
キャサリン・グラハムは、この緊急事態で株式公開が無効となり、会社の存続さえ危うくなると頭を痛めます。皆が傷つき、身の振りようにも困るかもしれません。ベン・ブラッドリーは、「ニクソン大統領は新聞を潰したがっている…、報道の自由だ…、ニクソンに脅えて負けるわけにはいかない」。
記事掲載の是非を巡って社内が分かれ大論争になりますが、キャサリン・グラハムは自分の使命に目覚めてゆきます。
 
   お奨め度  4
   (5点が満点 5傑作 4見る価値充分 3興味深い 2いま一つ 1駄作)
 
【今における報道の自由とは…!?】
 今では報道の自由が錦の御旗になっていますが、この映画を見ると、当時の報道の自由がいかにリスクを背負ったもので、それでも米国民の利益に直結していたことが分かります。
果たして、今は…?
報道の自由が大権力となり、国民の利益につながっていないことも少なくないようです。
映画では矜恃(きょうじ:プライド)を持って報道に携わっていた当時の人々の葛藤と栄光を、メリル・ストリープやトム・ハンクスが熱演しています。そのような役割は、新聞そのものにはもはや無理にしても、どこか他のメディアが担ってゆけるのでしょうか…?
 
 

 
 

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     清水しゅーまい


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コメント

No title

トム・ハンクスとメリル・ストリープ面白そう~
って読んでいて、どっかで聞いた話だなぁと思ったら
これつい最近アンビリーバボーか何かで見た話かも。

No title

☆ジュディままさん
どうもありがとうございます(^-^)
見応えありました~!
ありゃ、テレビでもやってましたか…!
近頃は番宣みたいのが多くて困りますね(°∀°;
当時アメリカでも女性の社会的地位が低く、
あまり相手にされていなかったメリル・ストリープが
覚悟を持ち始めるのが、見所でした(=^▽^=)

No title

テレビでもすごく面白かったんですよ。
感動して泣けちゃいましたもの

映画なら更に見ごたえあったでしょうね

No title

プライドも格式もお金ありき

No title

アメリカはベトナム戦争が題材にした映画が多いですね。

結構辛い内容が多いので見るの躊躇します。

明るい終わりになったでしょうか?

オールポチです☆

No title

これはちょっと逡巡している映画です。
ジャーナリスト魂云々の展開はお約束かな?と・・・(;^_^A
地俳優陣も超有名な二人で目新しい点を感じられず・・・。
でも、やはり記事を拝読すると好きなジャンルだな~と心が動きます。
オール☆

No title

☆ジュディままさん
どうもありがとうございます♪
テレビのもそんなにいい出来だったのですね~!
それは見たかったです~!
映画のは感動もありつつ
ドキュメンタリー的なスリルや
迫力を重視したつくりでした(=^▽^=)

No title

☆不思議な泡さん
そうですねぇ、
お金ないと身も心も落ちますね。
それに貧乏の遠吠えみたいに思われたりもしそうです(笑)

No title

☆Parlさん
オールポチどうもありがとうございます(^-^)
ベトナム戦争ガラミなのですが
ほんすじは報道の自由を巡っての
社主や記者の奔走の話なので
つらい内容ではないですよ(^ ^)
最後は、ウォーターゲート事件に
つながってゆくぞ!ってところで幕になります、
人によってワクワクするかモヤモヤするか
感想が分かれそうです(^∀^)

No title

☆風森湛さん
オール☆どうもありがとうございます(^-^)
そうですね、報道の自由やジャーナリスト魂の話は
お約束と言えばお約束ですね。
この映画の強みは、ほぼ事実内容なので
報道の自由を巡って具体的にどんな議論や
法的な戦いが行なわれてきたのか
ありのまま分かることです。
ベトナムの無駄な戦争がなぜ続いたのかは
現在の戦争にも通じる…のかもしれないし
政権側はスパイ活動法違反や共謀罪で攻めて来るのかとか、
実際のところが分かって面白かったです(=^▽^=)

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清水しゅーまい

Author:清水しゅーまい
ご訪問ありがとうございます(^-^)
 このブログは、
①大河ドラマや歴史の話題、②猫観察、③映画鑑賞、
④裁判傍聴、⑤日本酒など……という感じになっております。
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そして、友情・人情・心意気です!

猫愛好家のフリーなライターです

清水しゅーまい
【著書】
『車猫が出てきた! ~ノラ猫の秘密~』2018年(東京図書出版)
『八っつぁんの落語一代記 噺家の来た道、日本の来た道』2015年(彩流社)
このブログを含めてcopyrightは清水しゅーまいです。
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