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「西郷どん」なんでそ~なるの!?大老どんでん返し

大河ドラマ『西郷どん』
 第13回「変わらない友」原作:林真理子/脚本:中園ミホ
【月照登場/大久保結婚、江戸へ!】
 時は安政3年(1856)1111日、西郷吉之助(隆盛/鈴木亮平)は数え年30歳。
この日ようやく13代将軍・徳川家定(又吉直樹)のところに篤姫(あつひめ/北川景子)の輿入れが成りました。
 
まもなく吉之助は、藩主・島津斉彬(なりあきら/渡辺謙)について帰国の途に。途中、京都の公家・近衛忠煕(ただひろ/国広富之)の邸宅にて、僧・月照(尾上菊之助)に会いました。斉彬は、「しかるべき時が来たら、天子様のみことのりを…。一橋慶喜(松田翔太)公を次の公方様にという…」
 
薩摩に帰ってすぐ、大久保正助(しょうすけ、のちの利通/瑛太)早崎満寿(ます/美村里江)祝言を挙げました。ちょうどその日、老中首座として活躍した阿部正弘(藤木直人)が急逝したとの訃報が。状況変化に対応するため、西郷どんは再び江戸へ。今度は大久保を連れて…!
 
 



 ドラマがもっと楽しくなる!史実の妙味☆彡
大河ファンのために(=^^=)
【すでにできていた日本の政治改革・内閣構想】
 日本の改革の最先端を走っていたのは、藩主・松平慶永(のちの春嶽)とその側近・橋本左内たちのいる越前福井藩でした。安政3年(1856)10月、早くも福井藩は「攘夷は不可能」と徳川幕府に意見を述べ、1年かけて安政4年(1857)11月には、藩論を積極的開国論に統一することに成功しました。これはまだ世の中が、攘夷で騒然としていた頃のことです。
 
福井藩の天才・橋本左内25才は、安政5年(1858)になる頃には、日本の政治改革の構想を練り上げていました。
●1:一橋慶喜を将軍後継者として推戴
●2:大大名を老中にする。国内事務前水戸藩主・徳川斉昭、薩摩藩主・島津斉彬、福井藩主・松平慶永が担当。外交問題佐賀藩主・鍋島斉正(閑叟/かんそう)が担当。
●3:旗本の優秀な官僚と、日本全国の優れた学者で老中を補佐。
 
これは英明な君主を立て、言わば内閣を形成し、あらゆる優秀な人材を登用する…ということに尽きました。明治元年(1868)10年も前から、これほどの構想があったのです。
たぶん、西郷吉之助も、橋本左内を通じてこの構想を共有していたと思います。
坂本龍馬など、あと出しジャンケンのようなもので、形無しと言ったところでしょうか。
 
 
 さて、問題は、一橋慶喜をどう将軍にするか…です。ここで島津斉彬は、「慶喜を将軍継嗣とする」という勅命を得ることを考えました。それには、近衛忠煕(このえ・ただひろ)に朝廷工作をしてもらうのがよさそうでした。近衛忠煕は、左大臣で、しかも篤姫の養父になっていたからです。
西郷どんは、安政5年(1858)3月、篤姫から近衛への書状を持って上京しました。この時、助力してくれたのが、清水寺(きよみずでら)成就院(じょうじゅいん)の僧侶、月照(げっしょう)だったのです。
 
その直後、4月のことです。老中首座・堀田正睦(ほった・まさよし)が京都での国論統一に残念ながら失敗し、江戸に戻ってきて13代将軍・徳川家定に進言しました。「今はまさに非常時で、大老が必要です。松平慶永がよろしいのでは。そして、橋本左内なる者の構想を実現する時です」云々。橋本左内は、堀田正睦にも協力し、信頼を得ていたのです。
 
こうして、トップ・ランナーの松平慶永が大老になった…というんなら話はストレートなのですが、徳川家定が大老に任命したのは、なんと、紀州派の井伊直弼なのでした…!
 
  ~主な参考文献~
半藤一利『幕末史』(新潮文庫)p.7984
家近良樹『西郷隆盛』(ミネルヴァ書房)p.46
北康利『命もいらず名もいらず 西郷隆盛』(WAC文庫)p.74
 

 
 

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     清水しゅーまい


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コメント

No title

こんにちは。

阿部ちゃん、死んじゃいましたね。男前の早い退場に分かっていたけど残念。
井伊にしてはスッキリ男前の(イメージで言ってます)佐野直弼がドドーンと粛正
しまくりの場面、どう描くのか?松陰センセは出るのか?ワクワク・・・(;^_^A
そして月照様登場、西郷どんとの関係は描かれるんでしょうか?
NHKの限界を見極めたいと思います。(^皿^) オール☆チェスト♪

No title

☆風森湛さん
オールチェスト!どうもありがとうございます(^-^)
阿部正弘、初めの頃はちょっと目立っていたのに
どんどん出番少なくなって残念でしたね。
井伊直弼は残されている絵がかっぷくいいので、
佐野直弼は微妙な感じですね(^ ^)
松陰先生はナレーションで出る程度じゃないでしょうか
代わりに橋本左内が手ひどい仕打ちに会いそうです…!
月照…、制作者はなぜかボーイズ・ラブにした
かったらしいですが
そうとう反発あったようなので、
ひかえめなところに落ち着いていると予想します(笑)

No title

又見忘れました

No title

こんばんは。
いよいよ大久保さぁも表にでてきそうですし、井伊さんとの戦いが始まりますね。
あと月照さんが妙に艶っぽい感じでした。

No title

またまたてんかいがはげしいでふね、藤木さん好きなんですね、ちょっと最近やつれ気味ですが
月照さん艶っぽいねさすがって感じですね
これからの展開が楽しみです

No title

ナイス書くの忘れました
ナイス

No title

☆ぎいさん
ナイス!どうもありがとうございます(^-^)
見忘れちゃいましたか…!
残念…!
視聴率ピンチ!

No title

☆ハニー先輩さん
大久保さぁ、これから江戸や京都でにわかに暗躍し始めると思います(=^▽^=)
月照、つやつやで怪しい感じでしたね(笑)

No title

☆みっちゃんさん
ありがとうございます(^ ^)
阿部正弘(藤木直人)が急死しドタバタしてきました!
月照さん…、
どんな生き様・死に様を見せてくださるのか
期待です…!

No title

今になってみると篤姫を見てなかった事が悔やまれて全部みようかなーとか思い始めています。

阿部ちゃんは他のドラマとかでめちゃくちゃ忙しそうなのであまり出ないのかな?とか思っていたらあっさり亡くなってしまってびっくりです!

大久保さぁの奥さんがミムラとかちょっと歳が微妙なような…。
姉さん女房だったんですかー?

オールポチ☆です(^^)/

No title

☆Parlさん
オールポチいつもありがとうございます(^-^)
ぼくも残念ながら『篤姫』見てなかったんですよ。
だからなぜあんな人気あったのか、分からないんです(^ ^;)
阿部正弘、もっと出て欲しかったですね~!
大久保さぁの奥さんはこの時代の女性の御多分で、
偉人の妻のわりには
残念ながら不明点ばかりのようです(^ ^)

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清水しゅーまい

Author:清水しゅーまい
ご訪問ありがとうございます(^-^)
 このブログは、
①大河ドラマや歴史の話題、②猫観察、③映画鑑賞、
④裁判傍聴、⑤日本酒など……という感じになっております。
その他、本やテレビ、お気楽な話題に時事問題、
そして、友情・人情・心意気です!

猫愛好家のフリーなライターです

清水しゅーまい
【著書】
『車猫が出てきた! ~ノラ猫の秘密~』2018年(東京図書出版)
『八っつぁんの落語一代記 噺家の来た道、日本の来た道』2015年(彩流社)
このブログを含めてcopyrightは清水しゅーまいです。
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