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特殊メイク素晴らしい映画「チャーチル」内容不充分

 特殊メイクの辻一弘さんが、英国首相チャーチルに似ても似つかないゲイリー・オールドマンをそっくり変身させたことでアカデミー賞を受賞した話題の『ウィンストン・チャーチル ヒトラーから世界を救った男』を見てきました…!

 

脚本・製作:アンソニー・マクカーテン
監督:ジョー・ライト
メイキャップ&ヘアスタイリング賞(第90回米アカデミー賞受賞):辻一弘
プロダクション・デザイン(美術監督):サラ・グリーンウッド
音楽:ダリオ・マリアネッリ
原題『Darkest Hour』
   2017イギリス作品 2018日本公開

【登場人物/キャスト】
主演男優賞ウィンストン・チャーチル(第90回米アカデミー賞受賞):ゲイリー・オールドマン
妻クレメンティーン:クリスティン・スコット・トーマス
英国王ジョージ6世:ベン・メンデルソーン
秘書(タイピスト)エリザベス・レイトン:リリー・ジェームズ
ネヴィル・チェンバレン:ロナルド・ピックアップ
外務大臣ハリファックス:スティーヴン・ディレイン
 
 
【葉巻、朝酒、昼寝のチャーチル追い詰められる!】
 1940(昭和15)5月、時の英国首相ネヴィル・チェンバレン(ロナルド・ピックアップ)後任選びから話は始まります。すでにナチス・ドイツが軍を展開し、ヨーロッパの各地が危機にありました。大騒ぎの国会議事堂のなか、アトリー労働党が政権側の保守党と連立を組み、挙国一致内閣を立ち上げることに。問題は、チェンバレンの後任です。
 
海軍大臣ウィンストン・チャーチル(ゲイリー・オールドマン)は、かつて第一次世界大戦のガリポリの戦いで多くの戦死傷者を出した汚点があるうえ、いくつかの失政も犯し、性格的にアクが強く、葉巻に昼寝や昼酒が好きで、あまり評判がよくありません。新人タイピストのエリザベス・レイトン(リリー・ジェームズ)がやって来るとすぐさま口述筆記を始めますが、チャーチル自身の発声の悪さで誤字が出たことに癇癪(かんしゃく)を起こしてしまう始末です。
 
外務大臣ハリファックス(スティーヴン・ディレイン)が後任に有力でしたが、情勢を悲観的に見てナチスと講和条約を結ぼうとしています。なんだかんだあって、チャーチルが首相就任することに。しかし、まったくいいことはありません。議会演説するも、拍手は無し。ラジオ演説もギリギリまで手直しして挑みますが、全面敗退状況なのに「前進」などの言葉を使い、デタラメだと思われてしまいます。
 
そして、ダンケルクに追い詰められた英仏30万以上の大連合軍。チャーチルは近隣のカレー守備隊4000人に、時間稼ぎの徹底抗戦を命じますが、助かる見込みまったくなし!「最期まで戦い抜くというヒロイズムは危険だ!」「現実から目を逸らしている!」などと、閣僚から非難囂々(ごうごう)…!
さすがのチャーチルも自信無さげに言葉がしろどもどろになってきますが…。
そこで、街の人々の声を聴く決心したチャーチル!
 
   お奨め度  3・5
   (5点が満点 5傑作 4見る価値充分 3興味深い 2いま一つ 1駄作)
 
【結局、ヒロイズムで勝っちゃった?】
 話題通り、ふだんのゲイリー・オールドマンの容貌を見たことあるかたには、信じられないくらいの変わり振り、ものすごい特殊メイクです。それなのに違和感を感じさせないのが素晴らしいです。
 
ぼくは外国語がまったく分からないので、チャーチルの演説が感動的なのかどうかとか、残念ながらよく分かりませんでした。でも、名言も出てきて、「成功も失敗も終わりではない、肝心なのは続ける勇気だ」だったかな、とても心に響きました。
 
映画全体としては、美術などの時代背景が素晴らしく、まさに当時の英国に迷い込んだような、地下政府にいるような感覚を抱きました。
物語的には、『ダンケルク』なども見たのですが、よくあの作戦は成功したなぁ(なぜナチスは失敗したのかなぁ)と、そのあたり決定打が何だったのか、単に民間人の勇気だったのか…それがよく分かりませんでした。この映画、まるで精神の持ちようで戦意高揚によって勝てるかのような描き方をしていました。もし個人の勇気で勝負がつくなら、日本もまた敗戦に至らなかったはずです。少なくともこの映画を見ただけでは何だかよく分からなかったので、もっといろいろ何かで学びたいと思いました。
 
 

 
 

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     清水しゅーまい


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コメント

No title

銅管ですね

私は昔デザインの仕事をしてまして飽きて辞めたのだけれど
デザイナーに憧れる若者がみな「私は才能がない」とか言って諦めちゃうのね
今日の記事にも書いたけど(字も絵もデザインもおなじです)
才能とは諦めない気持ちを持続できることであって
センスとか技術ではありません
私の同期で国内外で有名な人が数人いますが
御多分にもれず劣等生でした(私は優等生の脱落組です (笑))

継続こそがチカラナリ

No title

みたいですね。前にエリザベす女王のお父さんの
映画見ました

ナイスです

No title

☆不思議な泡さん
どうもありがとうございます(^-^)
デザイナー志望の若い人、
あきらめてしまう場合も多いのですね。
それは残念なことです。
あきらめない、気持ちの持続、
大切にしたいし伝えていきたいですね~!

No title

☆ぎいさん
『英国王のスピーチ』ですね!
あの王様、この映画でも出てきます(=^▽^=)
俳優は違う人ですけども。
あの映画のスピーチは英語が分からなくても
おもしろさが伝わってきましたね~!

No title

英国王のスピーチ、私も観ました~

って、関係ないですね

すごいですよね、アカデミー賞
でも、わぁ観たいなぁとは別に思わなかったの。
しゅーまいさんのレビュー読んで
やっぱり観なくていいなって思いました~

No title

☆ジュディままさん
どうもありがとうございます(^-^)
怒号の応酬とかせりふがけっこうよくできていて
面白いところもありますが
全体としては、渋い歴史劇です。
わぁ観たいなぁとはなりにくそうですね(笑)
肝心の歴史好きのぼくもいま一つ満足できませんでしたw
その点、英国王のスピーチはよかったですね~!

No title

英国の映画はフランスやハリウッドとは一線を画していて説得力があり。
映画とはなんぞやという質問に対してもどうも舞台の延長の気がするんですね。
ハリウッドはストーリーや物語つくりのの面白さ、フランス映画はストーリのー深さ・・
でも私はイギリス英が好きです演じる俳優さんにしっかりとした演技力などから演技以上のものを感じるからです。
サテこの映画どうするかな。。面白くはなさそう・・だって我が日本は悪役に回るのね直接でないけれど。。戦勝国の映画ですもの
勝った国がヒーローを描くほどつまらないと思うんだけれどそうではないかな悲劇の将校、敗残兵の勇気みたいなのは感動や紅涙を呼ぶとおもうけれどね
でもご紹介でちょっと見てみたい気もしてきました。
ないす

No title

☆みっちゃんさん
みっちゃんさんおっしゃるように
チャーチルと言えば日本を無条件降伏にまで
追い詰めた張本人と言えるので、日本はこの映画には出てこないとは言え、正直あまり感じよくはないですね。

この映画でも、弱腰外交で名前を遺してしまったチェンバレンが出てきますが、実際はソ連を警戒して日英同盟を結ぶ考えがあったとのことです。日本にとってはチェンバレンのほうがよかったことになります。そのチェンバレン、この映画でけっこう目立ってますが、チャーチルの引き立て役です(笑)
エンタメ要素が少なくて、重厚な歴史劇が好きなかた向けですかね(^ ^)
いちおう見る価値あると思いますけど
もしゆとりあったらという感じかも(^∇^)

No title

こんばんは。
チャーチルさんといえば若い頃に結構ムチャな冒険しいて、それを題材にした映画を観た事があります。

No title

☆ハニー先輩さん
チャーチル…、
太ったおじさんのイメージしか浮かばなくて
若い頃が想像できないです(笑)
その映画、いつか見てみたいです(^-^)

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清水しゅーまい

Author:清水しゅーまい
ご訪問ありがとうございます(^-^)
 このブログは、
①大河ドラマや歴史の話題、②猫観察、③映画鑑賞、
④裁判傍聴、⑤日本酒など……という感じになっております。
その他、本やテレビ、お気楽な話題に時事問題、
そして、友情・人情・心意気です!

猫愛好家のフリーなライターです

清水しゅーまい
【著書】
『車猫が出てきた! ~ノラ猫の秘密~』2018年(東京図書出版)
『八っつぁんの落語一代記 噺家の来た道、日本の来た道』2015年(彩流社)
このブログを含めてcopyrightは清水しゅーまいです。
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