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「西郷どん」エロい一橋慶喜、草食系の13代家定

大河ドラマ『西郷どん』
 第9回「江戸のヒー様」原作:林真理子/脚本:中園ミホ
【クセ者水戸の斉昭と慶喜登場!】
 時は安政元年(1854)西郷吉之助(隆盛/鈴木亮平)は数え年28歳。
ヒー様って誰かと思ってたら、一橋慶喜(松田翔太)でしたね。彦根の殿様(井伊直弼)かと想像してたらハズレました(原作を読んでないので)
 
ついに江戸に来た吉之助…! 前年から江戸にいた大山格之助(のちの綱良/北村有起哉)有村俊斎(のちの海江田信義/高橋光臣)に連れられ、なんだかよく分からないまま品川の遊廓へ。そこで偶然、薩摩出身の娘ふき(高梨臨)と再会しました。そのふきのなじみの客が、ヒー様なのでした。
 
さて、吉之助は、薩摩藩主・島津斉彬(なりあきら/渡辺謙)によって「お庭方」に任命されました。しばらくは本当に庭の掃除しか仕事がなく少し落胆していましたが、やがて密使の役目であることが分かります。まずは、御三家、前水戸藩主の徳川斉昭(伊武雅刀)への使いです。そこで出会ったのは…、またしてもヒー様なのでした。
 
一方、島津斉彬は老中首座・阿部正弘(藤木直人)と会って、
「未曽有の国難が迫る今、将軍の座には英邁(えいまい)なるお方にお就き戴き…」
 と話し合い…。まずは13代将軍・徳川家定(又吉直樹)の御台所(みだいどころ)として篤姫(北川景子)を送り込もうとしていますが、どう展開するか。
はたまた、彦根35万石の藩主・井伊直弼(佐野史郎)が登場し、開国を主張。どうなるか…!?
 



 ドラマがもっと楽しくなる!史実の妙味☆彡
大河ファンのために(=^^=)
 のちに15代将軍になる一橋慶喜(ひとつばし・よしのぶ)は大変好色で、正室の他に側室が複数おり、子供を多くもうけ、成人しただけでも1011女を数えました。今回のドラマで「女しか描きたくねぇ」という趣旨の発言をしていましたが、ただ女性の姿を描くだけでなくてあそこの部分をわざわざ入念に色つきで描いたりしたらしいです。そのエロさは、並々ならぬものがありました。
 
慶喜の好色は、父親である前水戸藩主・徳川斉昭(なりあき)譲りのものです。斉昭は、大奥に入り込んで女官を犯そうとまでした人物でした。そのせいで斉昭だけでなく慶喜までもが大奥に嫌われてしまいます。
 
 
【大奥を敵にして敗れた慶喜…!】
 大奥を敵にまわすというのは大変なことで、「寛政の改革」の松平定信「天保の改革」の水野忠邦も大奥を敵にまわして(予算削減をして)失脚したくらいですから、慶喜にとっても痛手でした。
 
一橋慶喜を政治の先頭に立たせようとする人々(島津斉彬をはじめとする四賢侯や水戸藩主や尾張藩主、西郷どんも)一橋派と呼ばれ、慶喜の有能さを前面に出して時代を大きく変えようとしました。が、結局、慶喜親子がエロ過ぎたことで、敵対する紀州派(井伊直弼のほか、大奥、会津藩主・松平容保など)に差をつけられてしまいました。井伊直弼が大老になってまもなく弾圧(安政の大獄)が始まり、一橋派の敗北が決まりました。
 
対する13代将軍の徳川家定は、病弱で、脳に障害があり、精神的にも健全に発達してなくて、女性への関心が無かったようです。本格的な草食系男子だったと言えそうです。そして、最初の正室を天然痘で、次の正室も病気で亡くしていました。3人目の正室が篤姫(あつひめ)となるのですが、どう描かれるでしょうか? 篤姫の輿入れに西郷どんも奔走することになるので、注目です…!
 
 
【西郷どんだけじゃない!よく泣いた当時の人々】
 ドラマを見ていて、西郷どんがよく泣くので、大ゲサじゃないかと思っているかたもおられるんじゃないでしょうか? ところが、西郷さんの手紙には「落涙」「涕泣(ていきゅう)」という言葉が頻出するそうです。また、「雀躍(じゃくやく)」「飛揚(ひよう)」という言葉も多発されていて、泣くだけじゃなく感情が豊かだったようです。
 
西郷さんだけではありません。
吉田松陰その親友の宮部鼎蔵(みやべ・ていぞう/池田屋事件で新選組の襲撃を受けて死亡)たちもよく泣きました。
のちに西郷さんが出会う水戸藩重臣・武田耕雲斎(天狗党の乱の指導者)にも、20歳ほど年下の西郷さんの真心に「落涙」したという史実の一幕があります。
一般に、徳川時代までの日本の人々は、感情表現が豊かだったようです。戦国武将などもよく笑いよく泣いたようです。それが、明治以降、どうも感情を抑えるようになってしまいました。大家族の解体や都市化の進行、もともと我慢強い民族性だったのが表に出始めたことなどが影響しているのかなぁ…と思います。
今の日本にもまだ感情表現が苦手な人が多いと思うので、西郷どんのように「ちぇすと!」な感情を取り戻すのがいいことだと思います。
 
  ~主な参考文献~
半藤一利『幕末史』(新潮文庫)p.6777
家近良樹『西郷隆盛』(ミネルヴァ書房)p.34~、37~、4056
北康利『命もいらず名もいらず 西郷隆盛』(WAC文庫)p.68~、74
 
 

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     清水しゅーまい


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コメント

No title

先週は見ましたp

No title

☆ぎいさん
pどうもありがとうございます(^-^)
ついに江戸編になりましたね!
ご覧になれたとのことでよかったです♪

No title

慶喜ってそんなエロ親父?(当時はまだ青年かな)だったんですね

鳥羽伏見の戦いのドキュメンタリー番組みたいのNHKで観ましたが頭が切れすぎて周りがついて行けない男として描かれていたので-でも御存知の通り結局部下を見捨てて江戸に戻りひたすら恭順の軟弱ぶりも

久々に大河は録画して真剣に観ていないのですが篤姫が登場すると画面が明るくなりますね

さすが北川景子さんは華がありますね

No title

☆薫少将さん
ナイス!もどうもありがとうございます(^-^)
慶喜、
早熟でもう満16歳くらいの頃からエロくてどうしようもなくて、
家臣も驚き呆れていたらしいです。
たしかに頭が切れすぎるし
その好色さにもまわりはついていけなかったみたいです(笑)
先を見通せるぶん、ふつうなら、がんばったりモガいたり敵失を狙ったりするところを、
冷静に分析し過ぎてダメになってしまったんでしょうね。
ちょっと気の毒だけど、熱っぽさに欠けるというか
冷めた感じのする人物なので、共感されにくいんだと思います。

北川景子さんの篤姫、いいですよね。
明るくてのびのびした感じが魅力的ですね(=^▽^=)

No title

鹿児島を始めて訪れて思ったのですがタクシーの運転手さんが案内してくださる言葉の端端にも他の方々もとても感情が熱いって言うことを感じました
御三家筆頭にもかかわらず1人も将軍出していない尾張名古屋と言うのは何か周りを見ながら様子を見ながら本音を出さないで無難に過ごす土地柄を強く感じました、どんな飢饉になってもお蔵米が開かれ、餓死者が出なかっ他、大きな河川木曽川と堤防も尾張川は三寸高く洪水から守られています、今だに木曽川の水利権の一番は名古屋です、渇水の時周りと都市は断水騒ぎですが名古屋は木曽川の水が枯れるまで断水なしといわせました。5年くらい前の大水の時も周りの新興都市が水浸しになり、古くからの名古屋をまもったのですよ
豊かな尾張地方との気質差があっても当たり前なのかとつくづく思います
そういう観点から見ても面白いです
ナイス

No title

☆みっちゃんさん
ナイスありがとうございます(^-^)
鹿児島のみなさん、情熱的なのでしょうかね(^ ^)
行ったことないのでぜひ行ってみたくなりました…!

そうですね、
尾張名古屋は御三家筆頭なのに将軍を出せなかったのは
残念ですね。その代わりに豊かな土地で人々が守られたのは
とてもよかったですね(=^▽^=)
今に至るもそのような水の利あって豊かな名古屋、
人々の気質も穏やかそうでうらやましいです。
名古屋も行ったことないので、ぜひ行ってみたいです(^ ^)

No title

なかなかお邪魔できずご無礼しておりました。<(_ _)>

ヒー様(というより やっぱりブタ一ですよね~( ´艸`))は
父子してそんなにエロかったんですか?
ナンパだけならともかく、大奥でレイプ事件?呆れますね。
蟄居の真の理由は押しかけ登城でなくソレなのでは?(爆!)
なかなか興味深い裏話、ありがとうございます(^^♪
オール☆チェスト~♪

No title

☆風森湛さん
オール・チェストどうもありがとうございます♪
あ~、ブタ一ってあだ名ありましたね~!
さすが湛さん、歴史通(^∀^)
斉昭はもうどうしようもなく犯罪的にエロく
慶喜は見かけは知的だけど、政治力+精力では
父親をもしのいだらしいです(笑)
押し掛け登城の場面、出てきますかね、
楽しみですね(=^▽^=)

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①大河ドラマや歴史の話題、②猫観察、③映画鑑賞、
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そして、友情・人情・心意気です!

猫愛好家のフリーなライターです

清水しゅーまい
【著書】
『車猫が出てきた! ~ノラ猫の秘密~』2018年(東京図書出版)
『八っつぁんの落語一代記 噺家の来た道、日本の来た道』2015年(彩流社)
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