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「西郷どん」西郷に見る大器とは…赦す/意欲と役目

大河ドラマ『西郷(せご)どん』
 第5回「相撲じゃ! 相撲じゃ!」原作:林真理子/脚本:中園ミホ
【思いが強い者こそが勝つ】
 時は嘉永4年(1851)西郷吉之助(隆盛/鈴木亮平)は数え年25歳。
薩摩の新藩主として島津斉彬(なりあきら/渡辺謙)がお国入りしました。
その記念に、御前相撲の開催決定!
10俵が褒美ですが、西郷どんたちは謹慎中の大久保正助(しょうすけ、後の利通/瑛太)親子の赦免を直訴しようと、ますます力が入ります。
 
御前相撲は、於一(おいち、後の篤姫/北川景子)など島津御一門四家の姫君様、そして斉彬の前で、ガチンコ勝負…!
食い過ぎで腹具合を悪くした村田新八(堀井新太)に代わり、急きょ出場した西郷どん。しかし確か、幼少時の刀傷のせいで、右腕がうまくきかないはず。ガチンコ相撲は厳しいと思うんですが…、細かいことは気にしない!
  於一「時の運などではございもはん。勝負は思いが強か者こそが勝ちもす!」
 
 



大河ファンのために(=^^=)
【“赦す”ことが人の器を大きく見せる】
 薩摩11代藩主になった島津斉彬(なりあきら)は、今回のドラマの通り、敵対派閥の粛清をせず、それまでの重臣達を留任させました。しかも、弟・久光の息子である忠義を養子に迎え、世子(せいし=世継ぎ)としたのです。家臣団の心を一つにする策でした。
 
西郷隆盛は、敵対派閥(お由羅派など)を粛清するものだと思っていたようですが、島津斉彬のこの行動に目を覚まされたのではないでしょうか。
“赦(ゆる)す”、という美徳を学んだのです。後々も西郷は、よく敵を赦し、味方に変えることに長()けていました。斉彬が西郷の性格・行動に大きく影響を与えたのです。
 
 
【現場~西郷どん~藩主!西郷が薩摩の芯になる】
 ドラマではすでに意見書をたくさん書いている西郷どんですが、たぶん、実際に書き始めたのはこの頃からではないかと思います。島津斉彬が藩主として、意見書執筆を奨励したからです。
 
他の藩士の意見書はどうも上から目線の内容が多く、どう税を取って藩の財政を潤すかに主眼が置かれていたようです。
一方、西郷の意見書は、農民救済を重視していました。西郷もこの時代の武士として、上の者が下々(しもじも)を治(おさ)めるという視点はどうしてもありましたが、重農思想、愛農思想とも言えるような考えをもっていました。現場に出た者にしか分からない問題点を上司に問いかけ、解決を促すことができる人材だった…と言えるでしょう。
 
 
【上司・やる気・役どころに恵まれた西郷】
 そして、実際の順序としては、まず西郷は島津斉彬の養育掛(がかり)だった関勇助に学び、そこで注目されて何度か藩主・斉彬への意見書を書くことになった。斉彬も西郷に関心をもち始める。やがて関勇助が江戸から隠居する際に、「若いが役に立つ者」として西郷の名前を挙げたのでした。突然飛躍したわけじゃなくて、いちおう、ステップを踏んでいます。
 
その頃、島津斉彬は徳川幕府の御庭番を参考に、庭方役(にわかたやく)という役どころを創設していました。機密事項に関わる役どころです。本来、西郷のような下級家臣は藩主と面会さえできないんですが、庭方役は別格で、ここに西郷がピシッとハマることになります。
引き上げてくれる上司自分の能力(やる気)活躍できる役どころ、西郷さんはこれらに恵まれ、活かすことができたのでした…!
 
  ~主な参考文献~
家近良樹『西郷隆盛』(ミネルヴァ書房)p.29
北康利『命もいらず名もいらず 西郷隆盛』(WAC文庫)p.3751~、57
 
 

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     清水しゅーまい


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コメント

No title

先週は、忘れず見ましたよ相撲取ってましたよね。ナイス

No title

☆ぎいさん
どうもありがとうございます(^-^)
相撲、迫力ありましたね~!
殿様とも勝負して面白かったですね(=^▽^=)

No title

小説家されたものですから美談のみが入っていたり教訓的なものが入っていますよねでも感動するお話が盛り込められていると感動します
鹿児島に行っていろいろ見たとき斉彬さんがいかに偉かったかって言うことをつくづく思います。中央の権力や保守的な考えから自由になってどんどん前向きに進んで行かれたんですね
でも鹿児島は保守的な寄付も残っていたはず上手に粛清するのではなくてみんなの意見をまとめ上げる力量も持ってらしたのね
やはり歴史に名を残す形は後なのですね
凡人の私には感動することがいっぱいです
ナイス

No title

☆みっちゃんさん
ナイスありがとうございます(^-^)
西郷さんだけあってエピソードに
こと欠くことはなさそうですよね(^ ^)
映像きれいですし話もいい流れですね。
西郷さんや斉彬さんの足跡を追って
ぼくも鹿児島に行きたくなってきました(=^▽^=)
当時の鹿児島方面は、海外への玄関口でもあったので
開明的な考えをもてたのかもしれませんね!

No title

こんばんは。
やはり幕末の時代、島津斉彬公は偉大な指導者でしたね。
ホントに明治まで生き残って欲しい人に限って長生きしないのか残念。

No title

☆ハニー先輩さん
斉彬さん、本当に偉大でしたね…!
早死にしてしまう偉人が少なからずで
大変な時代でしたよね~

No title

やっと見始めたんですけど、言葉の壁が(笑)

来週の録画が残ったままです。

頑張れ圭子(笑)

オーポチです(^_-)-☆

No title

☆Parlさん
いつもどうもありがとうございます(^-^)
薩摩弁はちょっとなじみにくい部分もありますね(^ ^;)
でも見続けていらっしゃるなんて♪
とても嬉しいことです(=^▽^=)
まもなく西郷さんも江戸に出たりするので、
江戸弁に勢い出て来ると思います!

No title

今年はしっかり観る覚悟で、時間帯録画せってうしております♪
・・・けど、時間が取れず録画を見るのが遅れ気味(;^_^A
しかし、録画だと字幕入にできなくて時々言葉が分かりもはん!(>_<)
あんなにお家騒動すれすれなのに斉彬は英邁でしたね。
篤姫との絡みイントロが入って先が楽しみです。
オール☆チェスト~♪

No title

☆風森湛さん
オール☆チェストどうもありがとうございます(^-^)
うちのレコーダーですと録画で字幕入るので機種の問題ですかねぇ?
薩摩弁、流行って欲しいけども、
土佐弁の時のような盛り上がりが
なぜかなかなか難しいですね(°∀°;
「ごわす」がお相撲みたいだからかな~。

本当に、
お家騒動になっておかしくなかったのですが
斉彬の強い理性のお蔭で何とかおさまりました…!

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清水しゅーまい

Author:清水しゅーまい
ご訪問ありがとうございます(^-^)
 このブログは、
①大河ドラマや歴史の話題、②猫観察、③映画鑑賞、
④裁判傍聴、⑤日本酒など……という感じになっております。
その他、本やテレビ、お気楽な話題に時事問題、
そして、友情・人情・心意気です!

猫愛好家のフリーなライターです

清水しゅーまい
【著書】
『車猫が出てきた! ~ノラ猫の秘密~』2018年(東京図書出版)
『八っつぁんの落語一代記 噺家の来た道、日本の来た道』2015年(彩流社)
このブログを含めてcopyrightは清水しゅーまいです。
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