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「西郷どん」シーボルトに会った島津/逸材阿部正弘

大河ドラマ『西郷(せご)どん』
 第3回「子どもは国の宝」原作:林真理子/脚本:中園ミホ
【薩摩藩、家老自害からお家騒動へ!】
 時は嘉永元年(1848)西郷吉之助(隆盛/鈴木亮平)は数え年22歳。
西郷家は11人の大家族で、薬を買う金もなく、とうとう借金のために吉之助と父・吉兵衛(風間杜夫)が動きだしました…! 豪商・板垣与三次(岡本富士太)に吉之助が必死に土下座をし、100(推定1000万円)借りることに成功!
 
(小判は)(きん)でつくっちょるでな、噛んでみると柔らかいそうじゃ」
 などと言って小判をかじっていると、「芋泥棒だ!」と言われて追われる少年が。。。
追手を木刀で打ちのめしたその少年こそ、中村半次郎(中村瑠輝人)、まもなく人斬り半次郎と恐れられ、のちに桐野利秋となるその人だったのでした。西郷どんの腹心の1人です。
 
その頃、江戸城では、島津斉彬(なりあきら/渡辺謙)老中首座・阿部正弘(藤木直人)に薩摩の内情を暴露していました。異国との密貿易、琉球出兵の偽りの申し立て…。
こうして、斉彬の父で薩摩藩主の島津斉興(なりおき/鹿賀丈史)を追い込みました。しかし、それを押しとどめたのが、薩摩藩家老の調所広郷(ずしょ・ひろさと)です。すべては自分一人の罪であるとし、服毒して果てたのです。。。
 
 



 ドラマがもっと楽しくなる!史実の妙味☆彡
大河ファンのために(=^^=)
シーボルトに会った島津斉彬、蘭学好き過ぎる】
 島津斉彬(なりあきら)は、いわゆる四賢侯(しけんこう)の一人に数えられます。越前・福井藩主の松平春嶽(しゅんがく)、伊予・宇和島藩主の伊達宗城(むねなり)、土佐藩主の山内容堂(ようどう)、そしてこれから薩摩11代藩主となる島津斉彬です。性格的な問題はそれぞれ別として、いずれも英明な藩主でした。
 
でも、10代藩主・島津斉興(なりおき)から見た長男・斉彬は、まさに性格的に疑問符が付くように感じたみたいです。勇気が乏しく、小胆。疑り深い。そして、蘭癖(らんぺき)蘭癖というのは蘭学にこったり恰好をマネしたりすることです。今でこそ開明的な印象が強い蘭学ですが、当時は現実問題として大変な金がかかりました。何しろかつて薩摩藩の財政が極度に傾いた原因の1つは、斉彬の曾祖父・8代藩主・島津重豪(しげひで)の蘭癖がひどかったことだというんですから、行き過ぎた蘭学好きは誉められたものじゃありません。斉興は長男・斉彬をただ物足りなく思っていたというだけではなく、不穏に感じていたのだと思います。
 
ちなみに、島津重豪は文政9年(1826)82歳の時、あのシーボルトに会ってオランダ語を交えていろんな質問したそうです。その場に17歳の斉彬もいたっていうんですから、若い斉彬が蘭学に強く惹かれ、世界的視野をもつに至ったのも分かる気がしますね。
 
 
【幕府の逸材・阿部正弘と島津斉彬の関係】
 阿部正弘は25歳の若さで老中に抜擢された逸材です。天保の改革で有名な水野忠邦が失脚したあと、阿部が老中首座になりました。今で言う総理大臣に当たります。
島津斉彬は阿部よりも10歳も年上で、その頃まだ薩摩藩の世子(せいし=世継ぎ)でしかなく、しかも先が見えない状況でした。それでも国防の危機を実感していた斉彬は、ためらうことなく阿部に相談を重ねました。
 
やがて信頼を得た斉彬。本来、世子は江戸から出ちゃいけないのですが、阿部は特別に斉彬の薩摩帰国を許し、国境付近の情報収集を任せたのでした。
徳川幕府側にも有能な人材はこれから少なからず登場すると思います…!
 
  ~主な参考文献~
家近良樹『西郷隆盛』(ミネルヴァ書房)p.20
北康利『命もいらず名もいらず 西郷隆盛』(WAC文庫)p.45
 
 

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     清水しゅーまい


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コメント

No title

見てますよ。ナイスなおとらの方が楽しかつたですが、県内びいきですね

No title

☆ぎいさん
ありがとうございます(^-^)
見てますか!
直虎…、やっぱり地元が出てくると盛り上がりますもんね(^ ^)
西郷どんはスケール大きそうなので
これからに期待です(=^▽^=)

No title

数年前に鹿児島に行った時いろいろな斉彬さんの業績が残っているのを見ました。こんな遠くに住んでいていろんな新しい知識をどんどん入れて実践した素晴らしい才能の持ち主だなぁって思いました。鹿児島は特にいろんな産業もなく貧しいはんですよね
知覧の武家屋敷跡でもそういうことを忍ばせる縁がいろんなお金を生むための内職つましい生活ぶりを岡川ことができました。
その中でこういうことができた経済的裏付けはやっぱり密貿易かなって思ったりしたんですよ
いろいろ私は今度の西郷さんの方が面白いです
ナイス

No title

☆みっちゃんさん
ナイスありがとうございます(^-^)
鹿児島に行ったのですね!
ぼくもぜひ行ってみたいものです♪
あまり産業のふるわない土地だから
密貿易などでなんとか富をたくわえていたんですね(^ ^)
斉彬さんの先見の明が、
西郷さんの人生にも大きく影響してくるのですね(=^▽^=)

No title

こんばんは。
中村半次郎くんが登場しましたね、好きなんですよ~。
幕末に何人か呼ばれた人斬り称号の1人ですね。

No title

☆ハニー先輩さん
中村半次郎、実際は人を斬らなかったらしいけど
ものすごく恐れられていたようですね…!
そのあたり含めてどう描かれるのか楽しみですね(=^▽^=)

No title

こんにちは。
やっと録画を観ました!桐野トシちゃんが早速登場でしたね。
やっぱり「人斬り」押しで行くんでしょうか。
そして阿部ちゃん、おっとこ前~( *´艸`)
しかし、毎回お由羅さんの形相が恐過ぎて・・・(以下自粛!)。
西郷家の借金を明治になっても返済していたっていうのは驚きました。
オール☆ちぇすと~♪

No title

☆風森湛さん
オールちぇすと~ありがとうございます♪
桐野利秋、
坂の上の雲の時はいいおじさんだったのが、
少年として出てきて、
いろいろ若さゆえの過ちなどありそうで楽しみです(笑)
お由羅さんはけっこう迫力もありますよねww
西郷家の借金大変だったけど、
美談として、明治になって返しにいったら
元本だけで無利息でOKにしてくれたっていう話があります(^ ^)

No title

西郷隆盛については 幕末の動乱期の知識しかなかったですが こうやって大河ドラマで楽しく学べてありがたいです。
人たらしといわれた隆盛も いろいろ苦難の青春だったんですね

No title

☆ばねぱんさん
どうもありがとうございます(^-^)
西郷隆盛は日本史上特におもしろく熱い人物なので
こうしてじっくり物語を見れるのは嬉しいことですね(=^▽^=)
実際の西郷どんも
貧しさの中、葛藤の中での
大変な青春を送っていました~!

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Author:清水しゅーまい
ご訪問ありがとうございます(^-^)
 このブログは、
①大河ドラマや歴史の話題、②猫観察、③映画鑑賞、
④裁判傍聴、⑤日本酒など……という感じになっております。
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そして、友情・人情・心意気です!

猫愛好家のフリーなライターです

清水しゅーまい
【著書】
『車猫が出てきた! ~ノラ猫の秘密~』2018年(東京図書出版)
『八っつぁんの落語一代記 噺家の来た道、日本の来た道』2015年(彩流社)
このブログを含めてcopyrightは清水しゅーまいです。
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