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戦争に勝つための嘘映画「人生はシネマティック!」

 第二次大戦下、実話の「ダンケルク救出作戦」をもとにして話を盛りに盛った戦意高揚映画を作り、イギリスを戦勝に導こうというおもしろい映画『人生はシネマティック!』を見てきました…! 映画を愛する人のための、映画愛あふれる逸品でしたよ(=^^=)
 

脚本:ギャビー・チャッペ
監督:ロネ・シェルフィグ
原題『Their Finest』
   2016イギリス作品 2017~日本公開中

【登場人物/キャスト】
カトリン・コール(新人脚本家):ジェマ・アータートン
トム・バックリー(先輩脚本家):サム・クラフリン
アンブローズ・ヒリアード(老俳優):ビル・ナイ
エリス・コール(カトリンの恋人):ジャック・ヒューストン
ソフィー・スミス:ヘレン・マックロリー
レイモンド・パーフィット:ポール・リッター
フィル・ムーア:レイチェル・スターリング
ロジャー・スウェイン:リチャード・E・グラント
サミー・スミス:エディ・マーサン
陸軍長官:ジェレミー・アイアンズ
カール・ランドベック(アメリカ人の空軍大尉):ジェイク・レイシー
 
 
【事実と真実は違う! どんどん変わる脚本】
 第二次大戦でロンドン空襲も始まり、どんどん消耗していく1940年のイギリス。戦死が相次ぎ、人材不足も進んでいました。そんななか、新聞でまんがを描いたりしていたカトリン・コール(ジェマ・アータートン)は、情報省映画局に呼ばれます。一般職で雇われるのかと思って行ったら、「女性の視点」も活かした戦争映画の脚本執筆に参加して欲しいと言われました。
 
仕事を引き受けると、士気が高揚し信憑(しんぴょう)性と楽観性のあるものを…と注文を付けられました。カトリンは、「ダンケルク救出作戦」で民間人の双子姉妹が救出に活躍したことを新聞で知り、取材へ。すると、なんと姉妹は、実はダンケルクにたどり着いてなかったことが分かりました…! 新聞記事は想像を交えたものだったのです。しかし、映画製作はすでにスタート。カトリンは聴いた話は半分に、双子姉妹による救出作戦の脚本を書き始めてしまいます!
 
ところが、映画の現場はもっとひどくて「女性はもっと若い設定で」「犬を助けるシーンを挿入しろ」「船の故障は我が国のエンジン技術に不安を感じさせる、縄がからまったことにしろ」などと、「事実と真実は違う」とばかりにどんどん脚本に加筆や歪曲が…!
 
 
   お奨め度  4・5
   (5点が満点 5傑作 4見る価値充分 3興味深い 2いま一つ 1駄作)
 
 
【不屈の精神が「私達の映画」を生む。素晴らしい映画愛】
 予告編を見た時、次々に脚本が変えられていく…という流れが、三谷幸喜作品みたいだなぁと思って興味を持ちました。実際見たら、そういう面もありつつ、笑いどころ多くもリアルで、戦争になればどこの国も同じようなことをするのだなぁ…とヘンな感心させられました。
ただ、内容的には、それらの歪曲やプロパガンダを皮肉りつつも、圧力に屈せずに脚本執筆を続けるという映画愛のほうがメインで脚本家たちを応援したくなるストーリーでした。
 
50ページのタワゴトより、4つの正直な言葉を…!」
 とか、映画脚本づくりならではのせりふもちょくちょく出てきて、楽しませてくれます。
どんどん脚本変更を続けながら、激しくなる一方の戦火の中で映画が完成させられるかどうか、不安になってきます。やがて、最悪の事態が。「私達の映画」は完成するのか…!?
映画好きのための逸品映画です(^-^)
 
 

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     清水しゅーまい


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コメント

No title

「ダンケルクは見ましたがこれは見てないですNICE

No title

☆ぎいさん
NICEどうもありがとうございます(^-^)
『ダンケルク』見たかたは、この映画、
すごく楽しめると思いますよ…!
機会ありましたら ぜひ(=^▽^=)

No title

おお!!しゅーまいさん高評価ですね!!
これは まったくノーマークの映画です!気になりますね^^

No title

☆ばねぱんさん
こちらにもどうもありがとうございます(^-^)
映画愛に満ちた映画で
とても見応えありました♪
『ダンケルク』を見ていると
そのサイド・ストーリーみたいな感じにも
楽しめて、すごく面白かったです~!

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清水しゅーまい

Author:清水しゅーまい
ご訪問ありがとうございます(^-^)
 このブログは、
①大河ドラマや歴史の話題、②猫観察、③映画鑑賞、
④裁判傍聴、⑤日本酒など……という感じになっております。
その他、本やテレビ、お気楽な話題に時事問題、
そして、友情・人情・心意気です!

猫愛好家のフリーなライターです

清水しゅーまい
【著書】
『車猫が出てきた! ~ノラ猫の秘密~』2018年(東京図書出版)
『八っつぁんの落語一代記 噺家の来た道、日本の来た道』2015年(彩流社)
このブログを含めてcopyrightは清水しゅーまいです。
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