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「直虎」信康の謀反疑惑騒動/万千代の結婚相手

大河ドラマ『おんな城主 直虎』
 第45回「魔王のいけにえ」作:森下佳子
【信康の謀反疑惑騒動】
 時は天正7年(1579)井伊直虎(おとわ/柴咲コウ)は、数え年45歳ぐらい。
徳川家康(阿部サダヲ)の1万石武将になったばかりの井伊万千代(後の直政/菅田将暉)19歳です。
 
家康の命を狙った近藤武助(ぶすけ)は、万千代の活躍で捕らえられました。暗殺阻止で万々歳……というわけにはいかず、武助を従えていた家康の長男・信康(平埜生成)の立場が悪くなり、信康の家臣団の岡崎衆にも厳しい目が注がれることになった…という展開です。
 
そんななか、家康の側室が出産。生まれたのは、長丸(ちょうまる)、のちの二代将軍秀忠です。家康はもちろん大喜び。しかし、信康の周囲、特に母(家康正室)瀬名(築山殿/菜々緒)は胸中穏やかならず。
瀬名は、信康に嫡男をもうけさせて歓心を買おうとしました。信康の正室は徳姫、つまり織田信長(市川海老蔵)の娘ですがまだ息子がいないため、あせった瀬名は側室探しを始めました。
 
その頃、家康の使者として安土城を訪れていた酒井忠次(みのすけ)は、信長から「信康(徳川)に謀反の疑いあり」として因縁をつけられていました。問いただされた忠次は、徳川全体への疑いを否定するのが精一杯で、徳姫と不仲になっていたと言われる信康の弁護まではできませんでした。
 
家康は悩むも、信康・瀬名を斬ることに…!
決定的な史料が無く、戦国史の謎の一つです。
このドラマでは、なぜか今川氏真(尾上松也)の出番となるようですが、いったいどんなことに…!?
 



 ドラマがもっと楽しくなる!史実の妙味☆彡
大河ファンのために(=^^=)
【万千代の結婚相手の父、松平康親の活躍】
 万千代が元服するのは天正10(1582)、本能寺の変(6月2日)のあとの秋です。22という遅さでした。井伊直政となり、その翌年、天正11年(1583)年になってこれもまた当時としては遅い結婚をします。相手は、(後の唐梅院)という女性です。松平康親(やすちか)の娘で、家康の養女となってから直政に嫁ぎました。それほど直政が重視されていたことになります。
 
松平康親という武将は、もとは松平(松井)忠次と名乗っていましたが、天正3年(1575)8月に家康らとともに武田勝頼方の遠江・諏訪原城を攻め落とした時、家康から一字もらって康親になりました。諏訪原城も牧野城という名前に変わり、その城主には今川氏真がなりましたが、実権は「城将」の松平康親と松平家忠(『家忠日記』の著者)が握っていました。
 
天正10(1582)3月に武田勝頼を滅亡させると、康親は沼津城に入った家康四男・松平忠吉(ただよし)の後見役となります(同時に駿河・三枚橋の城将を務める)。しかし、本能寺の変のあと、同年9月に康親は北条氏政の弟・氏規(うじのり)と伊豆・三島で合戦になり、敗れてしまいました。ちなみに、北条氏規は、家康の駿府人質時代の友人(氏規も人質)で、小田原北条滅亡後も生き続けます。
 
康親は敗戦の翌年、天正11(1583)6月に63歳で亡くなっており、これは憶測ですが、敗戦時の傷か精神的ショックでドタバタと逝ってしまったのではないでしょうか…? 家康の四男・忠吉の後見人は、婿(むこ)である井伊直政が引き継いでいます。
 
  ~主な参考文献~
編:阿部猛・西村圭子『戦国人名事典 コンパクト版』(新人物往来社)
渡邊大門『おんな領主 井伊直虎』(中経の文庫)p.200~、214~、222
小和田泰経『戦国合戦史事典 存亡を懸けた戦国864の戦い』(新紀元社)p.196262
 
 

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     清水しゅーまい


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コメント

No title

信康についてはいろいろな説がありますが自らが生き残るためには長男をも見殺しにしなければならなかった家や宇野心中は凡人では計り知れません。いくら戦国じだいでもおやこのじょうはあったでしょうね戦国時代だからこそ見殺しということになるのかな
そんな風に思ってみていました。現代にうまれてよかったとおもうことしきりでした。
ないす

No title

今回の話の説と、秀忠が生まれ本当に瀬名と信康がやっかいになってしまった説とあるみたいですが、

いきなり瀬名がひどい女だったとなると今まで見てたイメージが壊れちゃうので、今回の流れになった事で少し安心です。

万千代が結婚か~
全然考えてもみなかったです(笑)

22歳で遅いなんて、しゅーまいさん!大変ですよ!!(笑)

オールポチです~☆

No title

☆みっちゃんさん
親を追放したり子を殺害したり、
戦国時代にはよくあることとは言え、
何だかよく分からない理由で
嫡男を殺してしまったのは
家康最大の汚点かもしれませんね。
徳川が天下を獲ったので
結果オーライのようになっていますが…
実に謎の多い事件ですね。

No title

☆Parlさん
オールポチいつもありがとうございます(^-^)
実に謎の多い事件ですね。
家康と信康の仲に深刻な亀裂があったとか、
浜松と岡崎の権力闘争だとか、
いろんな説ありますが、納得(信用)できる説は
個人的にはまだ聞いたことないです。

結婚はしないというかできないというか
ほとんど考えなくなってしまったので
婚期が遅いとか速いとかいう尺度をぼくは
超越してしまっているのです(笑)

No title

見てました。。NICE

No title

☆ぎいさん
NICEありがとうございます(^-^)
見てましたか…!
徳川家の不幸と波乱でしたね~!

No title

こんばんは。
まさかの氏真さんの登場でしたが、どんな展開になるのか気になりすぎる終わりでした!

No title

☆ハニー先輩さん
徳川大騒動のあの場面でいったい
氏真が何をするのか大注目ですね(笑)!

No title

結局この事件で、家康さんは、子供を たくさんつくった理由ですね。

No title

☆nob*****さん
そういえばそうですね、
頭の上がらない正室がいなくなって
歯止めがかからなくなった感じですね(^ ^;)

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清水しゅーまい

Author:清水しゅーまい
ご訪問ありがとうございます(^-^)
 このブログは、
①大河ドラマや歴史の話題、②猫観察、③映画鑑賞、
④裁判傍聴、⑤日本酒など……という感じになっております。
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そして、友情・人情・心意気です!

猫愛好家のフリーなライターです

清水しゅーまい
【著書】
『車猫が出てきた! ~ノラ猫の秘密~』2018年(東京図書出版)
『八っつぁんの落語一代記 噺家の来た道、日本の来た道』2015年(彩流社)
このブログを含めてcopyrightは清水しゅーまいです。
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