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「直虎」寝所で大手柄(笑)!/田中城激戦史!

大河ドラマ『おんな城主 直虎』
 第44回「井伊谷のばら」作:森下佳子
【寝所で大手柄!】
 時は天正7年(1579)井伊直虎(おとわ/柴咲コウ)は、数え年45歳ぐらい。
徳川家康(阿部サダヲ)小姓(こしょう)になって4年、井伊万千代(後の直政/菅田将暉)19歳、ついに初陣を迎えました!
 
このドラマでは、万千代の初陣は駿河の西端にある武田方の城、田中城攻めということになっていました。意気盛んに、軍議の始まりを待っていると、武将達から「寝所に戻れ、おぬしらは殿の大事な色小姓(いろこしょう)、ケガをさせては叱られる」と言われ、やむなく引き下がりました。
 
仕方なく万千代が漢方薬の整理をしていると、そこにやって来たのは家康の長男・信康(平埜生成)と、従者の近藤武助(ぶすけ)。驚きましたね、前回書いたんですが、近藤武助は敵の忍びで、それがまさか信康の従者として現れるとは…!
 
不寝番(ふしんばん)を務める万千代、ふと闇に人の気配を感じとり報告しましたが、あまり本気にする武将がいません。万千代はどうしても気になり、いろいろとワナを仕掛けました…。
その疲れか、家康が戻ってきてもまだ眠っている万千代。しょうがなく家康は薬湯作りを他の者に命じます。すぐに薬湯を出したその者は…、近藤武助! 万千代、即座に起き上がって武助の手をつかみ、「そなた、毒味をしてみよ!」すると短刀を出し襲いかかってきた武助、万千代は布団に隠しておいた長槍をすかさず出して応戦…! 肩に一刀を浴びた万千代でしたが、武助を捕えました! 詮議が始まると、万千代は「薬箱の留め紐を蝶結びにしておいたのが、なぜか片結びになっていました…これは何者かが…」
 
後日、沙汰が。
万千代は家康の命を救ったことにより、なんと知行1万石に…! 一気に大名身分に。
ところが、他の武将どもは、「寝所で手柄!?」「寝所で何の手柄…」「よう分からんが、なんでも、槍で…」「そりゃあ大層な槍をお持ちじゃあ!」NHK的に際どい笑い()で大笑いです。
 
評定の末席に加えられた万千代、「寝所で手柄…」と笑いが起こるのを聞き、片肌脱いで肩の大傷を見せました!
  直虎はもういなくていいですね()
 
 



 ドラマがもっと楽しくなる!史実の妙味☆彡
大河ファンのために(=^^=)
【田中城激戦史!】
 田中(たなか)城は、駿河の西端にあり、もとは今川家のものでした。今川当時は徳一色(とくいっしき)と言っていました。徳一色城の最盛期は永禄年間、長谷川正長が城将の頃です。そして、永禄3年(1560)5月に今川義元桶狭間方面へと出陣した際、まずこの城で1泊しています。
 
やがて永禄13(1570)になると武田信玄が本格的に駿河に侵入してきて徳一色城を奪い、田中城と改称。名前だけでなく大改修もして攻撃型の武田式の城に改造しました。
武田家に代わってから城を守ったのは、三枝(さえぐさ)土佐守山県昌景(やまがた・まさかげ)板垣家を再興した板垣信安などでした。
 
天正3年(1575)5月、長篠(設楽ヶ原:したらがはら)の合戦で武田が大敗すると、城主は亡き山県昌景の息子・昌満になりました。武田勝頼自身が、2万余りの大軍とともに入城したこともあります。
しかし、さらに本領を発揮するのは依田信蕃(よだ・のぶしげ)に代わってからです。依田信蕃のちに真田昌幸と共同戦線を構築するほどの武将で、攻城側の徳川軍を苦しめ、天正3年(1575)6月から同10(1582)3月まで、何度かの総攻撃にも耐えました。
 
が、武田方だった遠江・高天神(たかてんじん)同じく小山(こやま)など、国境を接する味方の城が落ちると、どんどん形勢が不利になっていきました。
徳川軍は、大須賀康高(おおすか・やすたか)・酒井忠次・本多忠勝・榊原康政らを先鋒にし田中城を包囲。降伏を呼びかけました。すでにほとんどの武田の城が落ちており、依田信蕃は信濃の本領安堵という条件で3月1日、開城。実に、武田家滅亡のわずか10日前の出来事でした。家康は新しい田中城城主に、三河三奉行の一人、高力清長(こうりき・きよなが)を任命したのでした。
 
  ~主な参考文献~
編:阿部猛・西村圭子『戦国人名事典 コンパクト版』(新人物往来社)
編:小和田哲男『今川義元のすべて』(新人物往来社)p.195
歴史群像シリーズ22号「徳川四天王」(学習研究社)p.656971
小和田哲男『井伊直虎 戦国井伊一族と東国動乱史』(洋泉社)p.203
渡邊大門『おんな領主 井伊直虎』(中経の文庫)p.190
山本純美『徳川家臣団事典』歴史群像シリーズ22号「徳川四天王」特別付録(学習研究社)
小和田泰経『戦国合戦史事典 存亡を懸けた戦国864の戦い』(新紀元社)p.196254
「歴史人」No.782017年6月号(KKベストセラーズ)p.32
 
 

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     清水しゅーまい


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コメント

No title

そうですね色小姓ですから寝所で手柄といえば・・NHKすれすれですよね
直虎の性格付けがよくわかる演出ですよね
私はもっとでてほしいなあ。
ないす

No title

☆みっちゃんさん
ないすありがとうございます(^-^)
色小姓とか寝所の手柄とか、
子供にはよく分からなそうな笑いですよね。
思い切った脚本・演出でした(^∇^)
直虎は、
口うるさいご隠居状態になっております(笑)

No title

先週は見ましたNICE

No title

☆ぎいさん
NICEありがとうございます(^-^)
見ましたか~!
いよいよ終盤、大詰めも近づいてきましたね(=^▽^=)

No title

NHKは
お堅いイメイジありますが
日本H協会なのです

No title

☆不思議な泡さん
いわれてみると
たしかに日本H協会ですね(笑)
おもしろい話です(=^▽^=)

No title

こんばんは。
すっかり万千代物語になってますが、ここから直虎さんがどう絡むかが気になりますね。

No title

☆ハニー先輩さん
万千代出世物語、好調ですね~!
たしかに直虎がどう関係するかで
だいぶ変わってきそうですね(=^▽^=)

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清水しゅーまい
【著書】
『車猫が出てきた! ~ノラ猫の秘密~』2018年(東京図書出版)
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