FC2ブログ

記事一覧

「直虎」初陣は?派手か地味か万千代活躍/高天神!

大河ドラマ『おんな城主 直虎』
 第43回「恩賞の彼方(かなた)に」作:森下佳子
【手柄改め】
 時は天正3(1575)年、井伊直虎(おとわ/柴咲コウ)は、数え年41歳ぐらい。
徳川家康(阿部サダヲ)の小姓(こしょう)になった井伊万千代(後の直政/菅田将暉)15歳です。
 
長篠(設楽ヶ原:したらがはら)の合戦が終わり、万千代はその「手柄改め」を手伝うことに。戦場でどのような手柄を立てたか、各武将が続々と申し立ててきます。万千代たちは、申告状を受け取ったり、申告者名を紙面に書き取ったり。なかには過大申告もあるし、大変な作業です。
万千代は一晩かけて、それらの書状をまとめ、各武将の手柄が一目で分かる一覧表を制作。家康を喜ばせました。
 
この表を参考に、安堵状(あんどじょう)をつくることにした家康。しかし、合戦で活躍した浜松勢にどうしても手柄が集中してしまいます。直接参戦できなかった岡崎勢や、中途入社組の旧今川勢などをどう処遇するか、悩ましいところです。君主もラクではないことが描かれていました。
万千代は家康の長男・信康(平埜生成)がいる岡崎への使い番も務めるなど、活躍の場を広げてゆきます。
 
どんどん信頼を得ていく万千代に、他の小姓は嫉妬。そして、仕事を邪魔しようとしてきた小姓どもへ、万千代「それがしは殿のご寵愛を戴いたぞ!」 自ら色小姓(いろこしょう)のウワサを立て、他の小姓が手出しできないように…! 万千代、策士です()
 
 



大河ファンのために(=^^=)
【地味なのか派手なのか…? 井伊万千代の活躍】
 井伊万千代の初陣は、天正4年(1576)2月7日の遠江・芝原の戦いです。万千代は16歳で、まだ元服はしていませんでした。
当時、遠江・高天神(たかてんじん)を巡って争奪戦が激しさを増しつつあり、芝原の戦いはその合戦の一つでした。万千代は軍功を挙げたと伝わりますが、芝原でどのような戦いが行なわれ、どんな手柄を挙げたのか、残念ながら詳細は分かっていません。
 
ただ、家康が夜中に陣小屋で休んでいたところ、敵の忍びの近藤武助という者が刺客として侵入してきて、それを万千代が御次之間(おつぎのま)で討ち取った…という事件があったとかなかったとか。どうも一般的な初陣とは、一味違ったようです。
内容に疑いがあるのかどうか、今回のドラマでは、初陣の天正4年を丸々スルーしてしまいました。ドラマ上の初陣がどうなるのか、注目です!
 
この時、高天神城は武田のものでした。徳川家康(攻め手)武田勝頼(城の加勢)による攻防戦が繰り広げられ、「高天神を制する者は遠州を制す」などと言われていました。
武田勝頼と言うと、長篠(設楽ヶ原:したらがはら)の敗戦で一気に没落したように思われがちですが、実際のところは高天神城を握っている間は、決してあなどれない存在だったのです。
 
家康は天正6年(1578)横須賀城を築城して本陣とし、重臣の一人・大須賀康高(おおすか・やすたか)に守らせました。さらに天正8年(1580)には、高天神城の周囲に六つの砦「高天神六砦」を築くなど、包囲網を築いてゆきました。
そして、天正9年(1581)3月、井伊万千代が忍びを使って高天神城の水の手を断つという、地味ながら重要な役割を成し遂げます…!
こうして、高天神城の城番・岡部元信はとうとう城門を開いて打って出て、味方730名余りとともに討ち死にを果たしたのでした。
 
  ~主な参考文献~
編:阿部猛・西村圭子『戦国人名事典 コンパクト版』(新人物往来社)
小和田哲男『井伊直虎 戦国井伊一族と東国動乱史』(洋泉社)p.203
渡邊大門『おんな領主 井伊直虎』(中経の文庫)p.177190
山本純美『徳川家臣団事典』歴史群像シリーズ22号「徳川四天王」特別付録(学習研究社)
小和田泰経『戦国合戦史事典 存亡を懸けた戦国864の戦い』(新紀元社)p.197
 
 

   ブログ村に参加してます~

https://tv.blogmura.com/tv_jidai/ranking.html←ブログ村「大河ドラマ」ランキング

     清水しゅーまい


スポンサーサイト



コメント

No title

横須賀に大須賀って場所が有ります。その大須賀何とかって人が居た所ですね。

No title

☆nob*****さん
もとは横須賀町だったらしいんですが
1950年代に大渕村と合併し大須賀町になったそうです。
今はまた合併があって掛川市になっているとのことで
ややこしいですが、
大須賀に横須賀城跡があるそうですし、
たぶん大須賀康高を由来にした地名ではないかと思われますね。

No title

こんばんは。
万千代出世物語が面白いですね~
どこまでお話が続くのか気になるところですが、今週は植樹の話で数年時が流れたので
初陣もサラッとスルーされそうです。

No title

☆ハニー先輩さん
万千代の出世物語、絶好調ですね~!
「伊賀越え」はあるのか気にしているところです。
植樹の話に時間を割き
初陣スルーは寂しい…(笑)
でも なんかちょっとくらい
何かありそうな気もしますね。

No title

しゅーまいさん マンガ今アップしました^^

大河のたまってる録画も
連休中に見ていきます^^

No title

☆ばねぱんさん
ご連絡どうもありがとうございます(^-^)

大河ドラマこれからたまったの見るのは大変でしょうから傑作回を書いておきますね。
33話が傑作回です。創作(悲劇)の参考になるかも。
それから39話以降は若き井伊直政(万千代)が実質主人公で、おもしろおかしい感じです。
おいそがしいと思いますので
無理なさらずに見れそうなのだけ
ご覧になってくださいね(^ ^)

No title

今迄なんかな~というお話の漢字は女城主という設定に主人公の演技やイメージが私の持つものとぴったりこなくて、わざとらしく白けることが多かったです
主人公が変わってから俄然面白くなった気がするのですが、先の真田丸の最初の頃のような若者持つワクワクみたいなエネルギーを感じます
気のせいかな
これからも楽しみです
ナイス

No title

万千代の初陣がドラマで、どう描かれるか楽しみです(* ̄∇ ̄*)ノポチ

No title

☆みっちゃんさん
ナイスありがとうございます(^-^)
そうですね、女城主のイメージがちょっと
つくり物めいて感じられたってのは
あるかもしれませんね。
若い男子が主人公に代わって、
違和感の少ない歴史ドラマになりましたね(=^▽^=)
たしかに真田丸も前半こんなふうだったような気がします(^ ^)
最終回に向かってこれからも楽しみですね~!

No title

☆栞さん
ポチありがとうございます(^-^)
万千代の初陣、どんなでしょうね!?
かなり自由につくり込んできそうな感じするし
とても楽しみですね(=^▽^=)

コメントの投稿

非公開コメント

検索フォーム

プロフィール

清水しゅーまい

Author:清水しゅーまい
ご訪問ありがとうございます(^-^)
 このブログは、
①大河ドラマや歴史の話題、②猫観察、③映画鑑賞、
④裁判傍聴、⑤日本酒など……という感じになっております。
その他、本やテレビ、お気楽な話題に時事問題、
そして、友情・人情・心意気です!

猫愛好家のフリーなライターです

清水しゅーまい
【著書】
『車猫が出てきた! ~ノラ猫の秘密~』2018年(東京図書出版)
『八っつぁんの落語一代記 噺家の来た道、日本の来た道』2015年(彩流社)
このブログを含めてcopyrightは清水しゅーまいです。
 ご訪問のみなさまに幸あれ!
  私にそのおすそ分けあれ…!!

最新記事

カレンダー

11 | 2019/12 | 01
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -

最新コメント

月別アーカイブ