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「直虎」倒産状態/長篠の年、氏真も激動!大手柄

大河ドラマ『おんな城主 直虎』
 第36回「井伊家最後の日」作:森下佳子
【御家消滅~なんと帰農?!
 時は永禄12(1569)年、井伊直虎(柴咲コウ)は、数え年35歳ぐらい。
徳川家では井伊の処遇を巡ってちょっとしたケンカに。瀬名姫(築山殿/菜々緒)酒井忠次(みのすけ)と衝突。これは、後々の松平信康謀反騒動の布石かな…?
 
井伊家再興をテーマに直虎は迷いに迷っております。虎松(後の井伊直政/寺田心)の行き先や家臣団・一族郎党の仕官先を考え。。 南渓和尚(小林薫)にも相談し、なんと、とうとう井伊家再興をあきらめる方向に。。 虎松は松下家へ。。  龍雲丸(柳楽優弥)は直虎を口説いてなんと(?!)井伊家はすでに消滅状態でしたが、帰農の方向へ。。
 
その頃、武田信玄(松平健)が血気盛ん、怒濤の勢いです。
 
 



大河ファンのために(=^^=)
 元亀2(1571)10月3日、北条氏康が亡くなったことで、氏真夫婦は小田原にいられなくなりました。この時、武田信玄は氏真暗殺を謀りました。
 
身の危険が迫った氏真夫婦は、なんと徳川家康を頼ることに!
家康といえば、今川を駿河・懸川(掛川)城から追い出した張本人。しかし、氏真は懸川城攻防戦の講和の際に「もし駿河から武田の勢力を追い払ったら、氏真に駿河一国をお返ししましょう」という話があったのを思い出したのです。
それに、そのむかし今川傘下だった家康のことをよく「苦難の人質時代」というふうに表現しますが、実際のところ家康は今川家で重臣扱いをされていました。家康と氏真の間には、個人的な信頼関係もあったのかもしれません。
 
やはり今川の恩義を感じていたんでしょうか、家康は氏真夫婦を受け容れてくれました。
そして天正3(1575)年、織田信長の招きがあったらしく、氏真夫婦は上洛しています。京の都で御所や清水寺や三十三間堂などの名所見物を2カ月にわたって行ない、しかも250首以上の歌を詠みました。かなりのん気です。
 
同年3月16日、ついに父・義元の仇である信長と対面…! どうもこの時、氏真の蹴鞠のうまさが話題に上ったようで、信長が見たがりました。そこで、3月20日、京の相国寺で信長が観覧する目の前で、氏真は公家たちとともに蹴鞠の妙技を披露したのでした。氏真の心中や、いかに。。
 
 
【氏真、城主復帰するも!…鬱屈の日々】
 蹴鞠披露の2カ月後、5月21日にあの有名な長篠の合戦があり、氏真も家康に従って参戦しています。この時、今川勢は、なんと内藤昌豊を討ち取りました! 内藤昌豊と言えば、武田二十四将の一人で、馬場信房や山県昌景(やまがた・まさかげ)、高坂昌信(こうさか・まさのぶ)などと並ぶ武田家の重臣中の重臣。大手柄です。
 
氏真の活躍に、家康も信長も大喜び。信長は合戦の翌月に当たる6月、上杉謙信に書状を出しており、その中で「氏真を駿河に置くつもりである」と書き記しています。
 
同年8月、家康は武田方の遠江・諏訪原城を落とし、牧野城と改名したのですが、なんと氏真を城主に任命したのです。補佐役として、松平家忠(『家忠日記』の著者)松平康親(井伊直政より前に、家康四男の松平忠吉の後見人だった人)が付きました。
牧野城は大井川を隔(へだ)てて駿河を見下ろす立地で、もし氏真が武将として適性が高い人であれば“燃える”状況です。駿河の大名に復帰する道も充分あったものと思われます。氏真にはいちおう強運があったのですから。
 
しかし、氏真はこの頃、“武士は罪深い”という趣旨で和歌を詠んだりしており、武将としての道に拒否反応を示し始めていました。政治力はそれなりにあったのかもしれませんが、指揮能力などはあまり無かったようです。当人に意欲が無いのではしょうがない。
天正5(1577)年、家康も見切りを付け、氏真を城主解任とし、浜松に住まわせたのでした。
 
この時、氏真は数え年40。武将としての人生は終わりました。
が、77歳まで、文化人としての長い余生を生き切っています。
数奇な生涯でした。
 
  ~主な参考文献~
編:阿部猛・西村圭子『戦国人名事典 コンパクト版』(新人物往来社)
小和田哲男『駿河 今川一族』(新人物往来社)p.239
監:小和田哲男『今川時代とその文化』(静岡県文化財団)p.109

NHKテレビ『歴史秘話ヒストリア』「戦国一華麗な敗者復活戦~今川プリンスと妻の二人三脚~」

 
 

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     清水しゅーまい


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コメント

No title

先週は見てましたこれからどうなるか 楽しみです

No title

☆ぎいさん
どうもありがとうございます(^-^)
見てましたか(=^▽^=)
井伊家、
どうやって再興するのか気になりますね~!

No title

物語になるには危機管理や逆境書いたほうが面白いですものね。
でも時折ホントかなぁって思うこともありますよね。今回も見ていましたが全然乗れませんでした
なぜかなぁ
そんなことないですか?高橋君も死んでしまったしね
詳しく解説していただくとウンウンと楽しめます。
ナイス

No title

☆みっちゃんさん
高橋一生亡きあと再び物語に惹きつけるのは
至難の業ですね~!
このところ創作部分が多いので
入り込めないとしらけてしまうかもしれませんね(^ ^;)

No title

氏真はあの風貌、雰囲気から何とかすり抜ける術が染みついているような雰囲気を持っている人ですね。
尾上松也の演技がなるほど~ってなごみますもんね。

来週、長ーい長ーい伏線の高瀬の正体がわかりそうです。
高瀬は何者?でいてもたっても居られない1週間を過ごしてます。

もしかして一時だけだったかもしれないけれど、
頭と直虎が穏便な生活を送れたことをにやにやして見てますよ。

残るは高瀬(笑)

オールポチです(^_-)-☆

No title

☆Parlさん
オールポチどうもありがとうございます(^-^)
読んで戴きまして嬉しいです
氏真は今だったらかなり格式の高い
芸術家として名を馳せたと思います、
なんか特別な雰囲気あったのでしょうね(=^▽^=)

高瀬に秘密が?
ぜんぜんノーマークでした、
何か隠されてるんですね。
次回楽しみに見ます~!

No title

こんばんは。
お家再興を完全に諦めた展開になってちょっとビックリでした。
ここからどうやって復活するのか、続きが気になって仕方がないですね。

No title

こんばんは。

今川氏真は、文弱なボンボンの2代目というイメージが強いですが、
ちゃっかり江戸時代まで生き残って子孫も旗本として存続しているので、
意外と世渡り上手ですね。
逆に、武田勝頼は、なまじ勇猛だったために、逆に家を滅ぼしてしまいました。

同じ2代目でも、対照的ですね。

“ニャ”イス!

No title

☆ハニー先輩さん
どんな状況でもあきらめないのかと思ったら
ひとまずあきらめてしまい斬新でしたね(笑)
虎松の成長など、いろいろと気になりますね~!

No title

☆Ozz☆にゃんさん
ニャイス!どうもありがとうございます(^-^)
氏真は一般的な武将の枠にハマらなくて
そうとう苦しんだと思いますが
高家として残れたのは幸いでしたね。
勝頼は確かに戦は強かったみたいですね。
本能寺の変よりも先に攻められてしまったのが
上杉や毛利と違って不運でした。

No title

明日は、武田の赤い鎧兜の軍団が、井伊野谷に 攻めて来ますね。この赤い軍団がのちの、井伊赤備えですね。

No title

☆nob*****さん
いよいよ武田軍団が来ますか…!
おっしゃる通り、赤備えは井伊直政に引き継がれますね。
前からチラッと武田家の山県昌景が出ているので
新旧赤備えの2人の間に
何かやりとりあるかもしれませんね(^-^)

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清水しゅーまい

Author:清水しゅーまい
ご訪問ありがとうございます(^-^)
 このブログは、
①大河ドラマや歴史の話題、②猫観察、③映画鑑賞、
④裁判傍聴、⑤日本酒など……という感じになっております。
その他、本やテレビ、お気楽な話題に時事問題、
そして、友情・人情・心意気です!

猫愛好家のフリーなライターです

清水しゅーまい
【著書】
『車猫が出てきた! ~ノラ猫の秘密~』2018年(東京図書出版)
『八っつぁんの落語一代記 噺家の来た道、日本の来た道』2015年(彩流社)
このブログを含めてcopyrightは清水しゅーまいです。
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