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三成熱演!映画「関ヶ原」原田監督作はもうこりた!

 戦国ファン待望の映画『関ヶ原』を見てきましたよ!
石田三成(岡田准一)がかっこいい…! 戦国の息吹きを伝える大作です。
一方で、原田眞人監督作には、太平洋(大東亜)戦争の終戦を描いた『日本のいちばん長い日』に続き映画館で体力消耗させられ、もうこりごりという感じ()
 

原作:司馬遼太郎『関ヶ原』
脚本・監督:原田眞人
音楽:富貴晴美

【登場人物:キャスト】
石田三成:岡田准一
島左近:平岳大
大谷刑部:大場泰正
直江兼続:松山ケンイチ
安国寺恵瓊(あんこくじ・えけい):春海四方
小早川秀秋:東出昌大

徳川家康:役所広司
井伊直政:北村有起哉
福島正則:音尾琢真
加藤清正:松角洋平
黒田長政:和田正人

豊臣秀吉:滝藤賢一
北政所:キムラ緑子
前田利家:西岡徳馬

初芽(伊賀忍):有村架純
赤耳(伊賀忍):中嶋しゅう
蛇白/阿茶(伊賀忍):伊藤歩
妙善(尼僧):壇蜜
花野(島左近の妻):中越典子

●まだまだ武将出て来る…!
 
 
【圧巻!マニア向けの怒濤の戦国映画!
 覚悟のない者を寄せつけぬ本格作()
 関ヶ原の合戦の前日、慶長5(1600)年9月14日、石田三成(岡田准一)重臣の島左近(平岳大)らが関ヶ原を物見する場面から始まります。その後、いきなりナレーションで「筆者」が登場。司馬遼太郎の読者ならよくご存知の通り、いきなり筆者が出てくるというどうでもいい点まで忠実に再現()。そして、三成の有名な「三杯の茶」のエピソードが入り、秀吉(滝藤賢一)の近江・長浜時代から天下統一期の情景、さらに豊臣秀次の冤罪謀反騒動・連座人斬首のくだりへと話がなだれ込んでいきます。
 
物語は怒濤のごとく進み、日本語を聴き取るだけでもけっこう大変()。戦国の出来事や有名武将をおおむね知っている人じゃないと、ついていくのはつらいと思うし、楽しめないでしょう。
 
ただ、よく分からないで見たとしても、岡田准一の恰好よさはシンプルに伝わってくる。愚直なまでに義を重んじるその人柄、清々しさ。合戦に入ってからも、ハンド・アックス(手斧)をカッ…! と投げたり、ボー・ガン(石弓)をガンガン射撃する石田三成の、その華麗さ。三成史上、最も勇壮果敢な姿として記憶に残りそうです。
それから、彼に寄り添う無敵の伊賀忍、有村架純。彼女が戦場を疾駆する姿は、そこらのまんが的戦国ものの軽薄な女性像と違って存在感があり、スクリーンに華を咲かせたようです。
 
   お奨め度  2
   (5点が満点 5傑作 4見る価値充分 3興味深い 2いま一つ 1駄作)
 
一人一人の武将について書いていくと日が暮れて夜が明けるので割愛しますが、怒濤の中で各人物の個性が流されることなく的確に浮かび上がっています。怒濤すぎて、戦国になじみのある人にしかよく分からない内容になってしまってるのがとても残念。見応えあっても、人に奨められる感じではないです。
 
『日本のいちばん長い日』もそうだったのですが、歴史的事項を熟知していることが前提になってつくられている、会話を聴き取るのが大変な、ぎゅう詰めの内容。
原田監督には、もっと間()とか空白とか余韻といったものを、考えて制作するように変わって欲しいと思います。そうじゃないと、これほどの超大作を撮れる監督なんてのはごくごく限られているんだから、日本の映画界の損失になってしまいます。
どうか、次回作は、分かりやすいものを…!


 
 

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     清水しゅーまい


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コメント

No title

確かに『日本のいちばん長い日』は“予習”していかなかったことが本当に悔やまれる、実に難し~い映画でしたね ^^;
本作はある程度予備知識を詰め込んでから観に行くこととします(笑)全ポチ☆

No title

☆ぎいさん
NICEどうもありがとうございます(^-^)
話題の映画なのですが
内容がすごく込み入っていて
もうコリゴリの気分でした(笑)

No title

☆Sophianさん
そのご友人は幸せ者ですね(^ ^)
でもこの映画を見たら
あまりの内容の分かりにくさに
悶絶必死ですよ!
おしっこ漏らすかもしれません。

No title

☆みっちゃんさん
黒田官兵衛よりさらに恰好よくなってました…!
でもやっぱり監督の映画づくりが。。
分かる奴だけついて来い!みたいな感じで(笑)
せっかくの俳優陣の熱演がもったいなく残念に思いました。
見応えあることはあるので、
その点覚悟して見にゆくと楽しめるかもしれません(笑)
岡田准一ファンには大満足の熱演が待っています…!

No title

☆いくにゃんさん
ナイス!どうもありがとうございます(^-^)
武将好きなので、
こんなとこにあんなやつがちょこっとだけ出てきた…!
みたいな楽しみ方できましたが
すごく込み入って分かりにくい内容だったんですよ(^ ^)
映画詳しくはないんですけども
けっこう好きなんです(=^▽^=)
アラ探しすると燃えます(笑)

No title

☆越前屋平太さん
全ポチどうもありがとうございます(^-^)
テーマとしては、
『日本のいちばん長い日』も『関ヶ原』も
日本人がすごく関心をもっていてある程度は知っているはずのことなのに
なぜあんなに難しくできるのか…
監督の姿勢に疑問をもってしまうほどです(笑)
『関ヶ原』では、なんと、
酒宴のシーンさえ何をやっているのかよく分からなくて
難しく感じてしまいました(笑)
そんなに簡単なテーマじゃないんだ!みたいな、
難解好みの監督なのでしょうかねぇ~。。

No title

こんばんは。
歴史好きなら大満足の1本にしあがってるのですね。
個人的には岡田さん=官兵衛のイメージがダブって、ちょっと混乱しそうです(笑)

No title

☆ハニー先輩さん
やっぱりまだ軍師官兵衛のイメージが残っていますね~!

この大作映画…、
こんなとこにあの武将が出て来た~!
というような楽しみはあるのですが
すごく話が込み入っていて
何やってるのかよく分からないシーンも多く
大満足…とはいかないかもしれないです(°∀°;

No title

私もこりごりでした(笑)
最初から取りこぼしのないように、物凄い早口のセリフを必死で聞き取り、然程盛り上がりもなく、誰にも感情移入できず、どこで感動すればいいの?と思い始めて、気が付いたら爆睡してました。

多分、しゅーまいさんとは全然違うレベルだと思うんですが、
映画館出て「つまんない…」とつぶやきました。

誰でも知ってる話なので、その話をどうやって盛り上げるか、引き付けるか、という話。

ケンイチがべらべら喋って終わりって…(笑)
残念でしたー

オールポチです☆彡

No title

☆Parlさん
オールポチいつもありがとうございます(^-^)
あの映画のつくりはガックリしましたね(笑)
武将マニアの場合は好きな武将が出て来るだけで嬉しいんだろうけど
そういうのは本当の映画のつくりじゃないですよね。

合戦場面の勢いだけで
おもしろいという感じじゃなかったですね(^ ^ゞ
そうそう、誰もが知る話題を、どう盛り上げるか…
という視点が欠けていて
一部のマニア向けになっていたと思います。

松山ケンイチの直江兼続は壮大な構想をダーッと話しただけであと出てこないから
ポカ~ンとしちゃいました(笑)
ちなみに、ケンイチ、同じ監督の『日本のいちばん長い日』でも変な役やらされてましたよ(笑)

No title

こんばんは。

同じ原田監督の『日本のいちばん長い日』『駆け込み女と
駆け出し男』はそこそこ楽しめけど、『関ヶ原』は色々
惜しい出来でしたね。

色々エピソードがカットされていて残念でしたが、最低でも、
三成と吉継の茶会でのやり取りとか、三成斬首時の柿の話とか
は、入れるべきだったと思います。

家康の入浴シーンなんて、誰得だったんでしょうか?
それをやるなら、有村架純や壇蜜のお色気シーンを
入れて欲しかったです。(←しつこい)

“ニャ”イス!!

No title

☆Ozz☆にゃんさん
ニャイスどうもありがとうございます(^-^)
せっかくの超大作がちょっと残念なことになってましたね!

Ozz☆にゃんさんの記事を読み
カットが多いことなどを知って参考になりました(^ ^)

家康の入浴シーン、
わざわざ特別技術まで使って
なんだったのでしょうね(笑)
お風呂係の女の人がいたから
なんかあるのかなぁと期待してたら
家康の巨腹だけでした…(笑)

No title

当方のblogに訪れる、ぽ村 さん(So-net blog)が、
「もし関ヶ原で西軍が勝って、豊臣幕府が産まれたら…」
という、大胆なifを展開していたので、URLを貼ってみますね。

http://pomura.blog.so-net.ne.jp/2017-03-22

No title

☆Ozz☆にゃんさん
情報ありがとうございます(=^▽^=)
拝見しました。
歴史好きにはたまらないifですね…!
豊臣家はそのまま関白政権を続けると思いますが
石田三成は、徳川幕藩体制でいう
老中の役割にぴったりハマるような気がしますね。
首都が大坂になる以外はあんまりなんも変わらなかったりして…(笑)

No title

if、私も読みました。

日本の首都が大坂になってたら、諸外国の「ジパング」のイメージはかなり変わってるかもですよ。
標準語が関西弁に。
helloの日本語訳が「毎度」に。
ヤマトナデシコが大阪のヒョウ柄のオバチャンになるわけですからね。

No title

☆Sophianさん
関西弁が全国共通だったら
性格も、全国共通でもっと能天気な国民性になっていたかな(笑)?
ヤマトナデシコがヒョウ柄の大阪オバチャンというのは
怖いですねww

No title

ご無沙汰しております。<(_ _)>
「分かるヤツだけついて来い!」ってよく言い表しています。
原田眞人はだいたいいつも詰め込み過ぎですね。
今回は相性が良かったので世間より私の評価は高いです(笑)。
TBさせてください♪

No title

☆風森湛さん
TBとナイス!どうもありがとうございます(^-^)
「分かるヤツだけついて来い!」ですか~(笑)
せっかく戦国ファンが増えてきたところに
水をさすような映画だと思ってしまいましたww
この監督は詰め込み教育で生きてきたお方なんでしょうかね(笑)
なんでもかんでも語りたくなってしまう人なのかなぁ~なんて…
ものすごく惜しい超大作だと思いました(^ ^ゞ

No title

初めまして。この映画、私の50年近い人生で初のマイナス評価なのですがヤフーブログで皆さん絶賛しているので(自分がおかしいのかな)と思いましたがようやくそれらしき記事に接することができて感涙?!しております(笑)
原作を人生の書としてきた私としてはあまりにひどい内容に原作・司馬遼太郎を名乗る資格はないと憤りを感じます。
そもそも、西洋の声楽のようなBGM・原作にない忍者の多用&朝鮮人の登場(島左近の最期のシーンは冒涜!!)・登場人物のローマ字表記併用など「観客のためでなく最初から海外で賞を取るために作ってるだろ!」と呆れました。(原作に忠実ならまた気持ちもちがったのでしょうが……)
駄文・長文大変失礼いたしました
私の記事はこちらです(https://blogs.yahoo.co.jp/tamonnack/55952840.html)

No title

☆やま♪さん
どうもありがとうございます(^-^)
50年近い中で初のマイナス評価とはそうとうのショックだったことと思います。
そうですね、確かに海外での受賞を狙ったかのような名前表記でしたね。獲れないでしょうけど(笑)

映画においても、間(ま)や、見ながら少し考えられるゆとりの時間を構成上、必要とするかと思いますが、
今作ではもう「これが俺(監督)の全てだ!」と叩きつけんばかりの暴力的なつくりで、
視聴者の感情移入や余韻を楽しむ時間を奪っていました。

監督が悪いし、とめられなかった製作陣も悪いですね。
これはきっちり批評・総括しないと
日本映画の悪い見本になってしまいますね。

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清水しゅーまい

Author:清水しゅーまい
ご訪問ありがとうございます(^-^)
 このブログは、
①大河ドラマや歴史の話題、②猫観察、③映画鑑賞、
④裁判傍聴、⑤日本酒など……という感じになっております。
その他、本やテレビ、お気楽な話題に時事問題、
そして、友情・人情・心意気です!

猫愛好家のフリーなライターです

清水しゅーまい
【著書】
『車猫が出てきた! ~ノラ猫の秘密~』2018年(東京図書出版)
『八っつぁんの落語一代記 噺家の来た道、日本の来た道』2015年(彩流社)
このブログを含めてcopyrightは清水しゅーまいです。
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