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「直虎」ひど過ぎる龍雲丸死/落ちなかった掛川城!

大河ドラマ『おんな城主 直虎』
 第34回「隠し港の龍雲丸」作:森下佳子
【ひど過ぎる龍雲丸の死()
 時は永禄12(1569)年、井伊直虎(柴咲コウ)は、数え年35歳ぐらい。
 
自ら小野但馬守 政次(高橋一生)を刺し殺した直虎は、心を病んでしまいました…!
政次が戻ってくると思い、一人で囲碁を打ち続けています。心配する南渓和尚(小林薫)たち。
傑山(市原隼人)「道に迷うた者に、どこにおるか声を上げよと言うても無理な話であろう。
和尚様はともに迷うことでゆっくりと手を引いてやろうとされておるのではないか」
 
その頃、気賀の堀川城は、今川と徳川の奪い合いになっていました。
気賀の町衆は、徳川家康(阿部サダヲ)に頼りました。家康は民を逃がしてから攻城戦を挑もうと策を披露しましたが…、重臣の酒井忠次(みのすけ)が民もろとも今川勢を皆殺しに!
(このドラマでは、酒井忠次が極悪人にされてしまいました)
龍雲丸(柳楽優弥)たちも巻き込まれ、命を落としてしまったようです。
政次に引き続いての看板俳優の死は、ひどいですね…! それとも実は生きているのかなぁ?
 
 



 ドラマがもっと楽しくなる!史実の妙味☆彡
大河ファンのために(=^^=)
 永禄11(1568)12月、今川氏真武田信玄の軍に今川館を焼かれ、駿河から追い出されて遠江の懸川(掛川)に逃げ込みました。懸川城を守るのは、今川一の大忠臣・朝比奈泰朝(あさひな・やすとも)。兵は駿河から敗走してきた者を中心に3000余りを収容することができました。
そして、今度の攻め手は、徳川家康です。開戦は同年1227日。家康は城への攻撃を開始し、城下に火を放ったりしました。
 
本格的な戦闘が始まったのは、年が明けて永禄12(1569)年1月12日頃から。徳川勢は総攻めをかけましたが、城は落ちず。家康は城の北側1kmあたりにある天王山に本陣を置いて、周囲に砦を築いていましたが、1月21日には今川勢が天王山まで襲い掛かってきて、28日頃まで合戦が繰り広げられました。今川軍はかなり健闘したようです。
 
長期戦の様相を呈してきましたが、3月4日から5日頃にかけて、家康の重臣・本多忠勝らが大規模な城攻めを敢行…! 今度の攻撃は、今川に「懸塚湊」からの水軍(北条)の加勢が来ないようしっかり封鎖した上での大攻勢です。この時の激戦で、今川方は100余人が討ち死にし、徳川方も60余人が亡くなりました…!
 
しかし、実はこの総攻めは、今川をなるべく焦らせるためのものでした。家康は懸川城攻めは損害が大き過ぎると考え、この総攻めからまもなく、和睦の申し入れをしているのです。その背景には、もう1名の今川重臣・大沢基胤(もとたね)が堀江城を堅守していること、さらに武田軍の猛威を牽制する意味もありました。
懸川城は攻め落とされることはありませんでした。が、結局、籠城期間約5カ月が経った5月15日頃、氏真が開城するかたちで事実上の敗戦、戦国大名としての今川家は滅亡となったのでした。
 
懸川籠城中、今川の名のある武将では、由比正純(ゆい・まさずみ)が討ち死にしました。
堀江城も4カ月間の籠城に耐えましたが、惜しくも開城。
また、気賀の堀川城は、城内に逃げ込んだ庶民までもが討ち死にを遂げる悲惨さだったと伝わります。
 
今川方では、富士(ふじ)大宮司の富士信忠が守る駿河・大宮(おおみや)が、懸川開城後も武田勢の武将・穴山信君(梅雪)に抵抗していましたが、7月2日にようやく開城に至りました。
さらに、今川の駿河・花沢城代の小原鎮実(大原資良)は元亀元(1570)年1月に至っても、籠城をし武田信玄に抵抗。しかも落城直後に脱出し遠江・高天神(たかてんじん)に合流し、徳川傘下になっていた小笠原長忠らと協力し合い武田への抵抗を続行しています。
各武将の矜恃(きょうじ)プライドや浮沈盛衰を感じさせられますね…!
 
  ~主な参考文献~
編:阿部猛・西村圭子『戦国人名事典 コンパクト版』(新人物往来社)
小和田哲男『井伊直虎 戦国井伊一族と東国動乱史』(洋泉社)p.180~、192
渡邊大門『おんな領主 井伊直虎』(中経の文庫)p.119148~、161
監:小和田哲男『今川時代とその文化』(静岡県文化財団)p.108
小和田哲男『戦国合戦事典』(PHP文庫)p.186
小和田泰経『戦国合戦史事典 存亡を懸けた戦国864の戦い』(新紀元社)p.161
「増刊 歴史と旅 戦国動乱135の戦い」(秋田書店)p.178
 
 

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     清水しゅーまい


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コメント

No title

先週見そびれましたNICE

No title

なんかなと思ったりしました
なんか福主人公を非業の死をさせることによって人気を煽るような気がしてなりません
史実に近いのでしようが
ファンは狙い通りになるのですが
戦国時代は私生きるか死ぬかくうか食われるかの時代だったからそれが普通なのかなと思ったりしました
ナイス

No title

☆ぎいさん
NICEどうもありがとうございます(^-^)
今回はやたら人が亡くなって悲しかったので
見なくてよかったかもしれません(^ ^;)

No title

☆みっちゃんさん
ナイスどうもありがとうございます(^-^)
なんだかやたらと人が亡くなって
悲しい回でしたね。
小野政次の時と違って
龍雲丸の死は(脚本上の)必然性が無いと思うので
戦国の実態を描くにしても納得できないなぁと
思ってしまいました。
これから誰がどう物語を引っ張っていくのか
気になりますね。

No title

先日、掛川市の文化会館シオーネで、落語を 聞きに行き、時間があったので、シオーネで城の説明を 見ました。難攻不落の 高天神城地形は、凄かったです。

No title

☆nob*****さん
落語鑑賞と城、
おもしろい組み合わせですね。
掛川城も高天神城も、堅固で
実戦向けの城だったのでしょうね。
いつか見に行ってみたいものです。

No title

こんばんは。
どこまでが夢なのか判らない展開でしたが、ここ数週間の物語はキツイ内容が続きます(><;

No title

こんばんは。

『直虎』は、6月位まで観ていましたが、また忙しくなって
しばらく間が空いてしまいました。HDの残量が少なくなって
きたので、そろそろ観ないと…

政次役の高橋一生は、いい味出してましたよね。
映画『3月のライオン』でも、主人公:桐山零の先生を
演じていて、あんな先生いたら良いな、と思いました。

先日、映画『関ヶ原』を鑑賞してまいりました。
レビューでは評価が低いけど、自分は普通に楽しめました。
でも、かなり不親切なので、原作を読むか、関ヶ原について
ある程度知識が無いと楽しめないだろうな、と思いました。

あと、先日コメントした『信長の野望 大志』のHPを貼ってみます。
気になりますが、コーエーのゲームは高いので、廉価版が出るまで待ちます。

http://www.gamecity.ne.jp/taishi/

“ニャ”イス!!

No title

☆ハニー先輩さん
小野政次は劇的な死が必要だったのでしょうが
龍雲丸は特に死の必然性が無いところで急にやられてしまい
脚本の内容に疑問をもってしまいました。
いくら戦国ものとは言え、
仲間がどんどん死んでいくようなのはキツイですよね~

No title

☆Ozz☆にゃんさん
高橋一生は実質主役のような重みがありましたね。
将棋の先生の役を演じましたか、
それは今度見るのが一段と楽しみになりました。

『関ヶ原』、ぼくも見ました…!
評判よくないんですか
あれは評判悪くてもしょうがないですね(笑)
明日記事を出す予定なんです(^ ^ゞ
『信長の野望』新作HP教えて戴きまして、
どうもありがとうございます(=^▽^=)
今、見ました。
直虎のシナリオもあるとは驚きです!
でもほんと高いですね…!
廉価版あるならそれで充分かなぁ~

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清水しゅーまい

Author:清水しゅーまい
ご訪問ありがとうございます(^-^)
 このブログは、
①大河ドラマや歴史の話題、②猫観察、③映画鑑賞、
④裁判傍聴、⑤日本酒など……という感じになっております。
その他、本やテレビ、お気楽な話題に時事問題、
そして、友情・人情・心意気です!

猫愛好家のフリーなライターです

清水しゅーまい
【著書】
『車猫が出てきた! ~ノラ猫の秘密~』2018年(東京図書出版)
『八っつぁんの落語一代記 噺家の来た道、日本の来た道』2015年(彩流社)
このブログを含めてcopyrightは清水しゅーまいです。
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