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感動バレエアニメ「フェリシーと夢のトウシューズ」

 あまり興味無かったのですが、見てみたら思いがけず感動したアニメ映画『フェリシーと夢のトウシューズ』(吹替版)についてです。王道的なつくりで意外性は少ないものの、泣きどころやツボを押さえた作品でした…!
 

脚本:キャロル・ノーブル エリック・サマー ローラン・ゼトゥンヌ
監督:エリック・サマー エリック・ワリン
振付:オレリー・デュポン ジェレミー・ベランガール
原題『Ballerina』
   2016フランス・カナダ作品、2017日本公開

【登場人物:声】
フェリシー:土屋太鳳(たお)
ヴィクター(幼なじみの男子):?
オデット(蔭のある家事手伝い女性):黒木瞳
ル・オー夫人(セレブなマダム):夏木マリ
カミーユ(ル・オー夫人の娘で非常に優れたバレリーナ):?
メラントゥ(バレエ学校の先生):熊川哲也
 
 
【夢に向かって過酷な道を突き進め…!】
 フランスの孤児院で暮らす11歳の少女フェリシー(声:土屋太鳳)が、幼なじみの少年ヴィクターと揃って脱走を図ります。フェリシーはパリでバレリーナになること、ヴィクターは発明家になるのが夢です。うまく脱出しましたが、孤児院のおじさんがバイクで追跡してきて、ドタバタの激しい争いに発展。幸い、列車に乗り込んで、死にたいくらいに憧れた花の都・大パリに到着。作中の世界ではまだエッフェル塔が建設途中で、しかもアメリカに贈る自由の女神像も同時につくられているのがおもしろいです。
 
さて、吉岡秀隆みたいでなんだか頼りないヴィクターはセーヌ川()に落ちてどこかへ流されてしまいました(のちほど再会)
1人になったフェリシーは絵葉書に描かれたバレエ学校の建物を探して歩き続け、なんとか見つけてうろついているうちに、オデット(声:黒木瞳)という、片足が少し不自由な家事手伝いの女性に出会います。押しかけで彼女の仕事を手伝うようになりますが、お約束の展開でその雇い主ル・オー夫人(声:夏木マリ)がすごく意地悪
 
それでも、仕事の合間に、オデットがバレエの稽古をつけてくれることになります。水溜まりの水をはねさせないでステップを踏めるようにする訓練の過程など、思わず応援したくなるし、パリ・オペラ座のバレエ団芸術監督オレリー・デュポンらが振り付けを監修したというその映像は美しく、フェリシーの成長に心を打たれました。そして、土屋太鳳の元気一杯な声と、黒木瞳の陰影のある声が、感動的に響きます。
 
運よく入り込んだバレエ学校のメラントゥ先生(声:熊川哲也)の指導は異様に厳しく、『くるみ割り人形』のバレリーナを決めるために1日1名、必ず誰かが落とされていきます。その緊迫感が見ていてもピリピリ。まぁ、ヒロインが落ちるわけないと分かっていても、人間関係の葛藤やあまたの困難、そこで繰り出されるバレエの技術が素晴らしく、見応え充分です。才能も大事だけど、ふだんの努力がいかに大切かを訴えています。
 
   お奨め度  4・5
   (5点が満点 5傑作 4見る価値充分 3興味深い 2いま一つ 1駄作)
 
 ヒロインはオデットから折にふれて「なぜ踊るのか」を問われます。同時に、ヒロインはテクニックでは劣る、とハッキリ言われてしまうのですが、情熱がいかに見る人を動かすか…! この映画からはビシバシ伝わってきました。特に最後の1名を決めるバレエのバトル、圧倒されます。
 
初めのうちは、キャラの絵柄にクセを感じてどうも入り込めなかったんですが、だんだん味わい深く見えるようになりました。食わず嫌いはもったいない、お奨め映画です!


 
 

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     清水しゅーまい

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コメント

No title

こんばんは😊🎵
面白そうな映画ですね😆💕
私、こういう映画は大好きですよ😆💕
苦手なのは、血がどばっていっぱい出る映画と、めちゃくちゃこわい映画ですね😆💦
どっちも見ちゃうけど😅💦
アッ😃💦エッチな映画はムリですよ😳💦

No title

☆パトリシア-ヘア-ラディアントさん
どうもありがとうございます(^-^)
予想していた以上に
とてもいいアニメ映画でしたよ♪

あ、苦手な映画も結局見ちゃうんですね(笑)
エッチな映画は幸か不幸か
最近は映画館での上映数が減っていると思いますよ(^ ^ゞ

No title

こんばんは。
これはノーマークでしたが、面白かったのですね☆

No title

おお!!しゅーまいさんがここまで高得点で評価するのも珍しいですね^^
この映画 存在は知ってましたが 完全スルーするつもりでいましたが。。
ちょっと興味でてきました^^
ただ 見れてない夏映画山積みなんですよね~~!
今日はず~~~っとめっちゃ楽しみにしてた『ベイビードライバー』見に行く予定です。しゅーまいさん この映画知ってますか??

No title

☆ハニー先輩さん
チラシを見るまで全然知らなかったのですが
いざ見てみたら、すごく情熱の詰まった、心に響く実にいいアニメ映画でしたよ…!

No title

☆ばねぱんさん
意外と5点満点も時々はつけてるんですよ(^ ^ゞ

『ベイビー・ドライバー』…、
監督がエドガー・ライトってのが気になっております。『ワールズ・エンド』が超B級でおもしろかったんで(笑)
あとはよく知りません、残念ながら近所で上映しなそうなんです。
ばねぱんさんのレビューを楽しみにしてますよ(^∇^)

No title

日本もそうだったからあまり言えないけれど
なんでもかんでもディズニイやジブリを意識しないわけにはいかないのでしょうか?
もっと御国柄が色濃く出るような作風を期待したいですね(絵からも)

No title

☆不思議な泡さん
どうもありがとうございます(^-^)
そうですね、ディズニーっぽいと言われたら
確かにそうかもしれません。
「世界名作劇場」のような感じでしたよ。
予想していたよりはずっとおもしろかったです。

No title

上記の私のコメについて
今日、リフレクタとかいう新し気なアニメを見ました
スタンリー原作のアメコミを日本のエッセンスで作るとどうなるか?
という見本で作風も斬新でしたが
企画負けというか見るに堪えないものでした
音楽もトレヴァー・ホーンで注目しましたが
トレヴァーが音楽監督をしているのではなく
トレヴァーの作品をただあてがっただけ
という感じでド素人(たとえば小学生が作ったMAD)が単純に無関係な映像に音楽を乗せたような感じで????でした

やはり物語は脚本ありきで表現方法はそれに準ずるものであるということですね

この作品も見かけは大衆に見てもらうための戦略であり
苦肉の策(または問題にしていない)なのかもしれませんね

さきほどたまたまこの作品のPVを見ました
本編も診てみたいですね

君の名はのように良い意味で裏切ってくれることを祈ります

No title

☆不思議な泡さん
リフレクタ…
反面教師的なアニメなんですね。
機会あったら参考に見てみようと思います。
アニメも実写も脚本は映像作品の骨格ですね。
日本では一部の人気脚本家を除いて
監督のほうにばかり注目集まる傾向あるので
もっと脚本家に目を向けるべきですね。

このバレリーナのアニメは、
『君の名は。』に比べてしまうと落ちますが
「世界名作劇場」的な内容をギュッと凝縮したような
見応えと感動がありましたよ。

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プロフィール

清水しゅーまい

Author:清水しゅーまい
ご訪問ありがとうございます(^-^)
 このブログは、
①大河ドラマや歴史の話題、②猫観察、③映画鑑賞、
④裁判傍聴、⑤日本酒など……という感じになっております。
その他、本やテレビ、お気楽な話題に時事問題、
そして、友情・人情・心意気です!

猫愛好家のフリーなライターです

清水しゅーまい
【著書】
『車猫が出てきた! ~ノラ猫の秘密~』2018年(東京図書出版)
『八っつぁんの落語一代記 噺家の来た道、日本の来た道』2015年(彩流社)
このブログを含めてcopyrightは清水しゅーまいです。
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