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「直虎」井伊家消滅…!/哀れ薩埵峠の今川の陣

大河ドラマ『おんな城主 直虎』
 第31回「虎松の首」作:森下佳子
【井伊家消滅…!】
 時は激動の永禄11(1568)(信長上洛の年!)井伊直虎(柴咲コウ)は、数え年34歳ぐらい。
 
“俺を信じろ。信じろ、おとわ”
 何か秘策があるのか、直虎に刀の切っ先を向ける鶴こと小野但馬守 政次(高橋一生)
続けて、今度は回りにも聞こえるようにして、直虎に言いました。
(農民達の前で)仰せられよ、井伊は徳政令を受け容れ、この土地を手放すと!」
 やむなく直虎はその通りに宣言し、書状に署名・花押(かおう)をしました。
こうして井伊家は、潰れてしまったのです…!
 
夜が明けると、政次がさっそく城を接収に来て、直虎らは無抵抗のまま退去。直虎はみなを隠れ里へと連れていきました。そこで直虎が言うには、
「井伊家はすぐに蘇らせる。今年のうちには戦が始まる。すでに徳川と通じておる、我らは挙兵し、(今川重臣の)関口の首をあげ、徳川に差し出す…」
 
 そして、直虎は、小野政次が実は井伊家を守っているのだ「と思う」…という話も。直虎家臣の中野直之(矢本悠馬)は「だまされているのでは、今のこの有り様こそ、まさにだまされているのでは!」と疑問を呈しましたが、直虎は信じつつ最悪の場合には、先ほど言ったばかりの蘇り策を独自で実行すると答えました。
 
しかし、今川氏真(尾上松也)はまだ気が済まず、井伊家抹殺、虎松(後の井伊直政/寺田心)の首を獲れと!
それでも何とか目くらましが成功し、しばらくは政次が井伊谷(いいのや)を支配することに…!
 
 



 ドラマがもっと楽しくなる!史実の妙味☆彡
大河ファンのために(=^^=)
 今川氏真は、少なくとも、戦う意志はもった男でした。
永禄11(1568)12月に入ると、武田信玄の大軍勢が富士郡内房(うつぶさ)に布陣しました。
すると、氏真は、ついに戦闘を決断…! 1万5000の兵を率いて興津(おきつ)の清見寺(せいけんじ)という場所に本陣を置いたのです。なかなかの兵力です。戦闘想定地は、薩埵(さった)峠。今川が充分に地の利を活かせるはずの地域でした。
 
氏真の戦闘計画では、まず庵原忠胤(いはら・ただたね)を大将とする先陣1500を進めさせる。同時に、別動隊7000を八幡平へと派遣。その後、庵原を含む50006000の今川主力が、薩埵山において武田勢を迎え撃つ。武田勢が近くの興津川を渡ろうとしたら、別動隊7000を突如として動かす。武田が混乱に陥ったところに、氏真の旗本2000が突進する…という意外とまともな作戦でした。
 
しかも、今川家と同盟を続けている北条家が水軍を活用した加勢を寄越し、武田勢を挟み撃ちにする手はず。悪くない方針に思えましたが…、
 
いかんせん、調略の手がこれでもかというぐらい伸びていたのです。
1213日、武田の大軍勢が薩埵に迫った段階で、瀬名陸奥守朝比奈信置(あさひな・のぶおき)葛山氏元(かつらやま・うじもと)などが今川の軍勢から離脱! 別動隊の大将の1人である岡部直規までもが離脱…! 次々と戦線離脱し帰ってしまいました。これでは今川勢はろくに戦うことができません。小競り合いをしただけで、ひとまず駿府の今川館に退散することに。。
 
しかし、実は、ちょうどその頃、北条の加勢が薩埵峠に姿を見せていました。北条勢は、武田の大軍とて恐れません。戦闘が始まりましたが、肝心の今川が敗走したあとだったので、わずかな衝突に終わったようです。
これがもしあと1日、いや半日ほど北条勢が早く到着してれば、がぜん今川の士気が上がり、調略されていた武将の離脱を阻止できたかもしれません。
実に惜しい局面でしたが、どうにも氏真に合戦運は無いから、やむをえないかな…?
 
とは言っても、今川&北条はまだまだあきらめたわけではありません。
一部では激戦が繰り広げられます。それについては、次回…!
 
  ~主な参考文献~
編:阿部猛・西村圭子『戦国人名事典 コンパクト版』(新人物往来社)
小和田哲男『井伊直虎 戦国井伊一族と東国動乱史』(洋泉社)p.180~、192
渡邊大門『おんな領主 井伊直虎』(中経の文庫)p.119132
小和田哲男『戦国合戦事典』(PHP文庫)p.183
監:小和田哲男『今川時代とその文化』(静岡県文化財団)p.106
小和田哲男『駿河 今川一族』(新人物往来社)p.232
小和田泰経『戦国合戦史事典 存亡を懸けた戦国864の戦い』(新紀元社)p.160
 
 

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     清水しゅーまい


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コメント

No title

先週は忘れず見れましたNICE

No title

小さな豪族などはこうやって試練に会うのですね
その中から生き延びて大きな家に成長していくんですねそこには実力+運命の力ですね
これからが楽しみですよね
ナイス

No title

☆ぎいさん
NICEどうもありがとうございます(^-^)
見ましたか~!
おもしろくなってきましたよね(=^▽^=)

No title

☆みっちゃんさん
どうもありがとうございます(^-^)
そうですね、小豪族の悲哀がありますよね。
本当に実力と運命、
生き延びる力が試されているんだなぁと思います。
これからますます楽しみです(=^▽^=)

No title

見ました

失禁のシインがよかった

No title

☆不思議な泡さん
ナイス!どうもありがとうございます(^-^)
虎松、弓矢を向けられ失禁してましたね…!
虎松だけにトラウマにならないといいですが…

No title

こんばんは。
先週からとてもスリリングな展開が続いていて良いですね。
誰の首なのかはっきりしない時間が続き、もしや亥ノ助くんではと!
最後に無事な姿が出てきてほっとしました。

No title

☆ハニー先輩さん
井伊家のみんな追い詰められてきて
迫真の展開が続いてますね…!
子供の首はしっかり説明があって
納得の進行で最後安心しましたね(^-^)

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①大河ドラマや歴史の話題、②猫観察、③映画鑑賞、
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清水しゅーまい
【著書】
『車猫が出てきた! ~ノラ猫の秘密~』2018年(東京図書出版)
『八っつぁんの落語一代記 噺家の来た道、日本の来た道』2015年(彩流社)
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