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「直虎」徳政騒動/夜の不審者は斬る!仮名目録内容

大河ドラマ『おんな城主 直虎』
 第13回「城主はつらいよ」作:森下佳子
井伊直親(三浦春馬)の急死を受け、彼の遺した虎松(後の井伊直政)がまだ数え5歳なので、直虎が城主(後見役)を務めることに。
 

女というだけじゃなくて今までずっと寺暮らしだったということで、何も分からぬだろうと皆の反発が大きいです。しかも、鶴こと小野但馬守 政次(高橋一生)が、冷静に領主の座を狙っております。

 
気合いの入っていた直虎ですが、やはり政務がまるで分からず、そのうえ農民に同情し徳政令を出してしまい金のやりくりに困り果てる始末。徳政を出せば、年貢が入らず、井伊家はつぶれてしまう……ようやく事の難しさに気づいた直虎です。
 
銭の貸し主は、瀬戸方久(ほうきゅう ムロツヨシ)という、かつて直虎が偶然出会ったことのある下人上がりの者でした。面白い男なのですが、なにしろ井伊家も借金しており、簡単には話は進みません。
とうとう直虎は、瀬戸方久を家臣にして村を与えるという荒技に出ました! しかしその村にはもともと他の家臣がからんでいるし、「乗っ取りだ!」「情を欠くお言葉…」などと大反発を招き、中野直之(矢本悠馬)奥山六左衛門(田中美央)が出ていってしまいました。
 
さらに、村人達が今川家に徳政を願い出て…! 井伊家は蚊帳(かや)の外に!?
 
 



 ドラマがもっと楽しくなる!史実の妙味☆彡
大河ファンのために(=^^=)
  今川仮名目録の主な内容
 「今川仮名目録」は、東国の戦国大名が発布した法令として最古のもので、完成度の高い法律集としても評価されています。大永6(1526)年に今川氏親(義元の父)が制定し(33)、その27年後の天文22(1553)年に今川義元が「仮名目録追加」全21条と、付属文書「定」を制定しました。
今川仮名目録は、武田信玄が天文16(1547)年に制定した「甲州法度(信玄家法)26(後に追加し全57)の成立にも強く影響していて、それは徳川幕府の法律にも及んでいると考えられます。
 
今川仮名目録の最後の部分には、「この頃、人々がこざかしくなり、思いがけぬ事で訴訟をするようになっているから、この条目を作ったのである…という主旨の言葉が書かれています。
 
そのまえの条文を見てゆくと、第1~4条が土地の訴訟について。
第5~6条では、ある家臣を他の主人が勝手に召し使ってはいけない、家臣の勝手な逃亡禁止…とする一方で、20年逃亡を続ければ時効成立で解放…という内容が書かれています(犯罪・過失がある場合、譜代家臣の場合は別)
 
第7条では、夜中の不審者はひとまず逮捕、抵抗を受けたら殺害してもいい…と書いてあります。用もなく、他人の屋敷の、門より中に入って一人でたたずんでいるような者は、斬られてしまっても文句を言えないのです。
また、当時の下男・下女は、妻の住む家に夫が通う、いわゆる「妻問い婚」だったようなのですが、これは自分の屋敷が持てないからだったらしく、主人や同僚に知らせず夜中に黙って下女を訪ねると逮捕・他国追放または殺害してもいい…と同条に書かれています。
 
第8~9条は、いわゆる喧嘩両成敗についてです。成敗…、本当に斬られます。
 
今回ドラマのテーマの、「徳政」についてなども条文ありますが、長くなったのでまた次回にでも書きますね(^-^)
 
  ~主な参考文献~
編:阿部猛・西村圭子『戦国人名事典 コンパクト版』(新人物往来社)
小和田哲男『井伊直虎 戦国井伊一族と東国動乱史』(洋泉社)p.150167
渡邊大門『おんな領主 井伊直虎』(中経の文庫)p.119
監:小和田哲男『今川時代とその文化』(静岡県文化財団)p.241
編:小和田哲男『今川義元のすべて』(新人物往来社)p.7990
小和田哲男『駿河 今川一族』(新人物往来社)p.160164
 
 

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     清水しゅーまい


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コメント

No title

自分の妻のところへ通うのに主人の許可を得ないと通えないと言うことでしょうか
まぁ表向きと違って柔軟に運用するのは日本の裏技ですけどね
ある程度の仕打ちも測っていたのかな
いろいろ興味深いです
ナイス

No title

☆みっちゃんさん
ナイスどうもありがとうございます(^-^)
読んで戴きまして嬉しいです(=^▽^=)
妻問い婚、
たぶん下男に限ったことだと思うのですが
身分の問題でそうとう厳しかったようなんです。
時代や地域がずれますけど秀吉の時、
おねとの恋愛が「野合(やごう)」と言われて
だいぶ非難されたようですし
やっぱり今とはだいぶ違うのでしょうね(^ ^)

No title

mみてましあないす

No title

夜中の不審者は逮捕→殺害
私は飲んだら相当不審者なので、殺されちゃうかも~~
怖い怖い

ヒモも殺されちゃったんですか?
芸人は結構やばかったですね(笑)

オールぽち(^^)/

No title

ムロツヨシさんは好きな役者さんですが(性格的にもすごくよくて愛されキャラのようですが)大河ドラマには違和感ありありです^^ でも 面白くなりそうなのでオッケーです^^

No title

☆ぎいさん
ないすどうもありがとうございます(^-^)
見てましたか!
ついに女城主になりましたが
苦戦してましたね(^ ^)!

No title

☆Parlさん
オールぽちいつもありがとうございます(=^▽^=)
あんまり酔っぱらってると、女の人の場合
つれてかれて売られてしまう恐れのほうがありますね(笑)

当時の下男は、身分的な問題で、ヒモみたいになってしまったんでしょうね。
芸人は…、まぁ 確かに当時は、下男に近かったかも。。。
でも、夜中出歩いたりしなければ、だいじょうぶだと思います(^ ^)
あと、大名のおとぎ衆とかに出世できれば
いい生活が待っています…!

No title

☆ばねぱんさん
ナイス!どうもありがとうございます(^-^)
ムロツヨシさん、出てきた途端に場の雰囲気が
変わって、だいぶ違和感ありましたね(笑)
ぼくも好きな役者さんです…!
あのままドラマに出続けるのか、先のことを知らないので
これからも楽しみです(=^▽^=)

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清水しゅーまい

Author:清水しゅーまい
ご訪問ありがとうございます(^-^)
 このブログは、
①大河ドラマや歴史の話題、②猫観察、③映画鑑賞、
④裁判傍聴、⑤日本酒など……という感じになっております。
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そして、友情・人情・心意気です!

猫愛好家のフリーなライターです

清水しゅーまい
【著書】
『車猫が出てきた! ~ノラ猫の秘密~』2018年(東京図書出版)
『八っつぁんの落語一代記 噺家の来た道、日本の来た道』2015年(彩流社)
このブログを含めてcopyrightは清水しゅーまいです。
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